2012夏 〜北の大地〜 2週目   表紙へ戻る   1週目へ   3週目へ 

 


2012.07.23(Mon)

■象!アザラシ!馬! 〜襟裳岬・日高本線〜 ■

 予報通り曇だったので、久しぶりにゆっくり寝る。それでも7時に起きてしまったので9時まで時間を潰し、道の駅に隣接しているナウマン象記念館へ行く。昨日の夕方は既に閉館してしまっていたのだ。
 ナウマン象についてというよりも、ここ忠類(ちゅうるい)村で偶然ナウマン象の化石が発見され、日本中がこの発掘に注目し、村総出で発掘作業を支援したという、プロジェクトX的なまとめ方となっていて面白かった。「日本にかつてたくさんいたナウマン象のたった1体の化石かもしれないが、この化石に関わった人の人生さえも左右する、そんな発掘だった」。
 あ、ちなみに今日の動物3連呼のタイトルは仮面ライダーオーズ的に読んでください(わかんねーよ)。

忠類ナウマン象記念館にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/30sec F4.5 ISO 3200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 襟裳岬。普通は晴れたら来るところなんだろうが、筆者の場合は晴れたら撮影、曇ったら観光(笑) 右上の岩の上にゼニガタアザラシがたくさんいる。…のだが、この写真ではわからない(^^; オリジナルサイズの画像を等倍で見てみると、わかっていればゼニガタアザラシと判別できる。

襟裳岬にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/500sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 夕方になると、少し日が出た。日高本線は静内(しずない)を始めとする競走馬の産地を走っており、牧場の真ん中を突っ切っていたりする。が、なにしろ相手は馬なので、列車とうまく絡むかどうかは馬の気分次第。これは難しい…。
 で、ここで恐ろしい事実が発覚。なんと三脚がなくなってる! しばらく手持ちで撮ってたから気づかなかったのだが、どうやら昨日、最初にまりもを撮影したポイントで車に積み忘れてしまったらしい。200kmぐらい彼方なんですけど…(^^; うーん、ショック。
 明日は…三脚、まだあそこにあるかもしれないよね?

蓬栄-日高三石にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
250mm 1/640sec F5.6 ISO 320
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.24(Tue)

■ハスキーの贈り物 〜根室本線〜 ■

 日高本線から日高山脈を越え、一昨日三脚を忘れた場所へ180kmを逆戻り。残念ながら三脚は誰かに拾われてしまったらしく見つからなかった。ま、あまり期待はしていなかったけど。「戻ればあったかもなぁ」といつまでも後悔するのが嫌だったので、ないことが確認できてよかった。
 ここまできたら日高本線は後回しにして、根室本線を東へ進む。予報通りの曇り空なので、撮影ポイントの確認だけする予定だったのだが、天気が徐々に回復してきた。
 JRの駅に貼ってあった湿原のポスターがステキだったので、このポイントを探す。だいたいの目星はついていたのだが、そこはかなりの藪こぎが必要な丘。でかいフキをかき分けてたら、いきなり大型獣が飛び出してびっくり! 熊かと思ってヒヤリとしたが、鹿だった。お互いびっくり(笑)
 でも登った丘は目的のポイントとはちょっと違った。ただ、ここもどこかで見たことのある景色。根室方面の列車が撮影できる。

厚岸-糸魚沢にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
108mm 1/500sec F8.0 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)
 一度下山して、お隣の丘へ登る。こちらはふもとが湿地になっており、こんな事もあろうかと車に常備している長靴を装着してたどり着いた。また鹿に出会った(笑) いや、たぶんさっきのと同じ個体?
 お目当てのアングルはこちらの丘が正解。無事に撮りたかったアングルをゲット。すごい北海道っぽい!
 この写真はハスキー三脚を忘れなければ出会えなかったかもしれない。「日高本線はまだ早い。根室本線へ行くんだ!」 ハスキーが導いてくれたような気がした。ありがとう、そしてさようなら!
 …でも買い直すとしたらやっぱりハスキーかな?(笑)

糸魚沢-厚岸にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
88mm 1/500sec F8.0 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)
 臨時のお座敷列車が走っているのを見かけたので、折り返しを狙った。上の写真と同じアングルで撮るつもりだったのだが、撮影のために登っている丘の陰になってしまったので別の場所へ移動した。
 これは後撃ちなのだが、夕日が綺麗に反射したので採用してみた。キハ183の改造車両で、お座敷になっているらしい。キハ183の増備車は顔がキハ185と似ていて、しかも赤いもんだから九州横断特急に見える。
 明日こそ天気が悪いらしいので、納沙布岬に行ってみようと思います。天気が悪い時は観光(笑)

糸魚沢-厚岸にて
K-30 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 1/1000sec F5.6 ISO 320
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.25(Wed)

■ふ〜じこちゃ〜ん 〜根室本線(乗り鉄)・納沙布岬〜 ■

 根室本線の釧路-根室は花咲線という愛称がついている。この花咲線の浜中というところがモンキー・パンチの出身地だそうで、それにちなんでルパン三世のラッピング列車が運行されている。運行ダイヤはHPなどで告知されており、今日は根室行きの始発列車にこのラッピング列車が入る。
 今日もまた曇りだったので、厚岸から根室まで無駄にこの列車で往復した。以前訪れた時は日本最東端の駅である東根室で降りてしまい、終点の根室は未到達だったため、今回の乗り鉄でようやく制覇したことになる。
 左右でデザインが異なり、ルパンと銭形が銃を構えているものと、各キャラクターが名前入りで書かれているものになる。写真は前者。花咲線の赤いラインの下が黒くなっていて車体がシャープに見える。

茶内駅にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/125sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)
 こちらが逆側。キャラクターの並び方が変で、普通なら上の写真の並びか、真ん中がルパンで両脇が不二子と銭形になりそうなものだが、不二子、ルパン、次元、五右衛門、銭形となっている。他のキャラが窓等に邪魔されているのだが、不二子だけ邪魔されない位置。そこにこだわったのか?(笑) ヘッドマークはモンキー・パンチで前後とも同じ。

茶内駅にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/100sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 午後から霧が濃くなり、納沙布岬からは北方領土どころか水平線すら見えなかった。
 長袖でも寒かったので、花咲ガニの味噌汁を食べようと食堂にはいったら、なんとストーブがついていた。北海道の夏、恐るべし。味噌汁は足が2本とハサミが入って500円。なかなかリーズナブル。ちなみに花咲ガニはメスのほうが高いらしい。
 なんか天気がぱっとしないので、明日も観光。クッシーでも探しに行きますか。

納沙布岬にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/500sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.26(Thu)

■久しぶりの青空 〜釧網本線〜 ■

 クッシーのいる屈斜路湖に向かっていたら、霧が晴れて太陽が顔を出した。ナビが右に行けと言っているところを左に曲がって釧路湿原へ進路変更。
 釧路湿原の手前にある塘路湖の側に展望台があり、線路が俯瞰できそうなので登ってみた。塘路湖の手前にサルルン沼というのがあり、ここはトンボの宝庫なのだそうだ。水草がいっぱいあって、確かにトンボがいそう。
 青空を映して綺麗なサルルン沼のほとりを走るキハ54。北海道はまさに緑萌える季節を迎えており、車で走っていてもハッカ系のすーっとするような緑の香りがする。匂いが伝わるように願って、鮮やかに仕上げてみた。

塘路-茅沼(サルルン展望台)にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
118mm 1/1000sec F8.0 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)
 くしろ湿原ノロッコ号もサルルン展望台で撮りたいところだが、ノロッコ号は塘路駅止まりなのでそれは叶わない。釧路湿原と絡めて撮れるポイントを見つけられなかったので、仕方なく踏切脇で車両ズドン構図を狙った。滅多にやらないもんだからうまく収まりませんな(^^; バリ鉄構図も少し練習しないと…。
 寒冷地仕様の窓が燃えるDE10牽引のノロッコ号。

釧路湿原-塘路にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
128mm 1/800sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 オホーツク海を撮りたくて一気に北上。でも防砂林が茂りすぎてて海が見えない(^^; 撮影場所が決まらずに彷徨っていたら、壮大な麦畑を見つけた。大麦っぽいけど、これがサッポロビールになるのかな?
 キハ40の北海道色。釧網本線にも走ってるんだね。

知床斜里-止別にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
80mm 1/500sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)
 なんとか海沿いに出られたものの、海よりも山を入れたほうがいい感じだった。なが〜い直線の後ろに海別岳と小海別岳が入る。夕暮れ時に順光になりそうだったので、ここで2本撮影。夕日を受けてステンレスボディが輝く。

知床斜里-止別にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
128mm 1/800sec F6.3 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 上の写真の後撃ち。見事なギラリ!
 この帰り道、キツネと出会った。シカはもう何度も見てるし、この調子だとそのうちクマにも会いそう…(^^;
 明日は晴れても曇っても釧網本線です。

知床斜里-止別にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/1600sec F7.1 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.27(Fri)

■不思議な縁 〜釧網本線・石北本線〜 ■

 蒸し暑い朝。24℃もある。体に熱がこもって目が覚めた。でも曇り(^^;
 とりあえず予定通り北浜駅の駅構内にある展望台で一発目を撮影。キハ54の517号機って昨日最後に撮った機体じゃないか。おはよう!
 ここは駅構内なのに意外に良いポイントで、晴れたときにリベンジしたい。もう一本後の列車で晴れるといいなぁ。

北浜駅にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
200mm 1/640sec F6.3 ISO 500
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 と言っても6時台の次は10時台だったりする(笑) ただぼーっと待ってても仕方ないので、網走よりも東、石北本線の方へ足を伸ばしてみる。
 女満別空港に直近の西女満別駅に停車するキハ40。空港から直線距離で800mぐらいしか離れてないのに、なにこの秘境駅っぷり! でも砂利が新しくなってて整備はされてるようだ。なんか模型みたい。

西女満別-美幌にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
200mm 1/500sec F5.6 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 石北本線まで来たのはこのキハ183の初期型を撮るため。オホーツク4号。このカタチ、このカラーリング、いつ見ても渋いなぁ。でもフェンスの網目から無理矢理撮ったのでピンが来てない…。
 結局、曇ったままだったので、北浜駅には戻らずに、阿寒湖にマリモを見に行く。

西女満別-美幌にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
80mm 1/800sec F6.3 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 阿寒湖に行く途中、トイレのために寄った道の駅で予想外の出会いが待っていた。ここ道の駅あいおいは1985年に廃止された国鉄相生線の終着駅である北見相生駅に作られたもの。今でも駅舎や構内の一部と幾つかの車両が静態保存されている。
 最初に駆け寄ったのはキハ22。キハ20は知ってるけど22は知らないなぁ、と思ったら、キハ20の寒冷地仕様ということらしい。スノープロウがついていて、盛岡のキハ52を思い起こさせる。やっぱこの系統が好き。

北見相生駅跡にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/640sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 そしてすごい車両を発見! なにこのメカメカカッコイイ車両!? 初めて見たよ。除雪用には違いないが、動力が付いてない。DE15のパーツみたいに、ディーゼル機関車につなげて使うものだと思われる。ロキ700という型番らしい。なんか貴重っぽい気がする。

北見相生駅跡にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/200sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 今日一番の目的は美留和(びるわ)駅での撮影。昨日はギリギリで列車が行ってしまって撮影できなかった。今日も阿寒湖でマリモを見ていたら、またギリギリになってしまって焦った(^^;
 雲が多めだがなんとか青空を見せてくれた。拡大して見てみたら最前面に子供が4人も張り付いてる! 夏休みですなぁ。
 またキハ54の517号機。往復運転ご苦労さまです。それにしてもよく会う。前世でなにか因縁でもあるのだろうか?
 美留和駅の駅舎は貨車を流用したものなのだが、SLのカラフルなイラストが描かれていて良い感じ。

美留和駅にて
K-30 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/640sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 川湯温泉駅の近く、というか川湯温泉の近くにある硫黄山は、その名の通り硫黄が採れる活火山。箱根の地獄谷みたいなものだが、直近まで行けてしまうところが地方のいいところ。一応柵が設けてあるのだが、蒸気の噴出口が柵のこちら側にもたくさんあって、柵の意味がない。蒸気が熱くて臭くて目に染みるので、近づきたくても近づけないのだが。観光客たちが蒸気を浴びてキャッキャと喜んでいる…。あのー、硫化水素とか亜硫酸ガスが結構含まれてるっぽいっすよ?
 川湯温泉はもちろん硫黄泉で、pHが1.9とかのすごい酸性。舐めると酸っぱい。いいお湯で気に入った。あと屈斜路湖でクッシーと握手した(笑) 今日はこの火山帯をいろいろまわったけど、思ったよりも全然楽しかった。たまにはこういうのもいいね!
 明日は石北本線でまたオホーツクを狙います。

硫黄山(アトサヌプリ)にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/400sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.28(Sat)

■険しい山越え 〜石北本線〜 ■

 女満別は晴れていたが、50kmほど山の方へ移動したら曇ってしまった。
 下り列車を待ち構えていたら後ろからキハ183系のオホーツクがやってきて、慌てて手持ちで撮影。相変わらず時刻表を持っていても調べ忘れが多い筆者であった。そもそも撮影の予定をちゃんと立ててないからなぁ。

相内-留辺蘂にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
200mm 1/400sec F5.6 ISO 640
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)
 こちらは2番目の下り列車。キハ40とキハ54の混成編成だった。
 このあと走りで貨物列車が来ると思ったんだが来なかった。…土曜日だから?

留辺蘂-相内にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
170mm 1/400sec F5.6 ISO 320
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 石北本線はかなりの山線で、峠越えをしているところはなかなか撮影ポイントがないか、あっても行くのがすごい大変。荒れた林道を彷徨ったが、結局ポイントが見つからず、お昼のオホーツクを撮り逃してしまう。
 ここは国道からすぐの有名撮影ポイントですぐに見つかった。オホーツク3号をゲット。かなり顔が違うが、これもキハ183系。初期型を撮りたいんだが、まぁ、これはこれで。

旧白滝-下白滝にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
60mm 1/640sec F7.3 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 北海道には鉄橋が少ない気がする。あっても木が邪魔して撮れないことが多いだけかもしれないが。久しぶりに鉄橋らしい鉄橋を撮影した。
 後ろの山の山肌が露出している部分は見事な柱状摂理が見える。
 …なんか今日は縦構図ばかりだな(^^;

遠軽-瀬戸瀬にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
35mm 1/640sec F7.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 石北本線は3往復のオホーツク以外は、長い区間を走る列車がほとんど設定されていない。普通列車は本数が少ない上にお互いに接続しない区間運転をしており、通しで乗ることが想定されていない。青春18きっぱー泣かせの区間だ。
 ここ生野駅は簡易ホームがあるだけの質素な駅で日に4本しか停車しない。しかも上り列車は1本だけ! 利用してもらうつもりがないとしか思えない…。写真は快速列車で、当然すごい勢いで通過していく。
 本数が少なく、オホーツクを撮影できていないので、明日も石北本線です。

生野駅にて
K-30 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/1600sec F6.3 ISO 640
JPEG(SilkypixDSP 5.0 +1/3EV,リサイズ,アンシャープマスク)

2012.07.29(Sun)

■サンバー、頼れる相棒 〜石北本線〜 ■

 朝は曇り&霧。北海道でなおかつ山間だからか、朝に霧が出ていることが多い。貨物列車が来るかもしれないという淡い期待、いや、実際はあまり期待してないんだけど、一応始発前から待ち構えた。
 やっぱり貨物列車はなかったので、初撮影は始発列車になった。送り込みを兼ねているのか、キハ40の3連だった。3車それぞれトイレの水タンクの形状が異なっている。

旧白滝-下白滝にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
75mm 1/400sec F5.6 ISO 500
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 昼を過ぎたがまだ晴れてこない。
 昼間のオホーツクを山奥のポイントで撮ろうと思っていたのだが、行くまでがすごい大変なのでこの天気で行くかどうか悩む。でもこのポイント、昨日は列車の時間と合わずに下見しただけに終わっていたので、天気が悪くてもキハ183をここで押さえておくことにした。
 状態の悪い砂利道の林道を5km弱登らないといけなくて、尖ってる砂利とかでパンクしないかとヒヤヒヤしながら慎重に運転する。でもあれだ、こんな道に入っていくための四駆のサンバー。古いけど頑張って登ってくれた。車中泊も悪路もサンバーにお任せ。頼れる相棒だ。
 オホーツクは遠軽側に新型の車両がついていることが多いようなので、遠軽でスイッチバックして進行方向が逆になってから狙ったほうが良い模様。
 まるでSLのように煙を吹きながら、峠を駆け上がっていくキハ183。カッコイイ!

生田原-金華にて
K-30 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
140mm 1/640sec F6.3 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 オホーツクの続行のキハ40の単行。急勾配が苦手なので、かなり喘ぎながら登ってきた。がんばれキハ40!
 K-30やK-01と違ってK-5の絵作りはおとなしい。彩度もそうだけど、コントラストが控えめ。素材としては扱いやすいが、撮って出しだとK-30のほうが好み。

生田原-金華にて
K-5 + F 35-70mm F3.5-4.5
55mm 1/500sec F6.3 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 -2/3EV,リサイズ,アンシャープマスク)
 日が傾きかけてようやく晴れてきた。石北本線を撤収しようと旭川へ行く途中、良い感じの鉄橋があった。渡っているのは石狩川だ。夕日に輝く白い車体に、眩しい緑のライン。北海道色は素晴らしい。天気は今ひとつだったが、キハ40がいっぱい撮れたのはよかった。
 一通りのポイントでキハ183も押さえられたし、石北本線はこれで撤収し、また日高本線へ向かいます。明日はほとんど移動かな?

中愛別-愛山にて
K-5 + F 35-70mm F3.5-4.5
35mm 1/800sec F7.1 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)