2012年5月21〜31日   表紙へ ←前へ →次へ

 


2012.05.29(Tue)

■なんとなく南阿蘇鉄道■

 晴れてはいるが、霞んでいて視程は最悪。昨日の撮影で満足したので今日は家で写真整理でもしようかとも思ったのだが、九州もいよいよ来週から梅雨入りの気配ということなので、晴天を無駄にしないようにと家を出た。
 由布岳のポイントで一緒だった人が南阿蘇鉄道の第一白川橋りょうの紅葉を撮影したいと言っていたので、どんなもんかと思って来てみた。もちろんこれから夏なので紅葉しているわけはないのだが、落葉樹かどうかぐらいはわかる。なるほど、奥の山は杉林だが、手前は全て広葉樹のようだ。紅葉したら綺麗かもしれない。
 で、列車を撮影したらこの通り。なんとMT3010が走っていた。おお、初めて見た! 緑に緑なので完全にカモフラージュしてしまっている(^^; 紅葉してたらよかったのに…。

立野-長陽にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
200mm 1/500sec F6.3 ISO 320
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,リサイズ,アンシャープマスク)
 レアな上におでこブタ鼻2灯という筆者好みのMT3010。俄然やる気が出てきた!
 せっかくのかわいい車両なのでぜひアップで撮りたい。車両中心で撮ることを想定してロケハンしたことがないのでポイントを知らない。とりあえず田んぼの側を走っていたら、見通しがよく下草もないポイントを発見。逆光なのはわかっていたし、順光は風景中心で撮りたいので(^^;
 でも、この車両いいね!

小池水源-中松にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
50mm 1/1000sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 シャドウ補正,リサイズ,アンシャープマスク)
 っていうか、風景中心も何も、霞んでて遠景がどうしようもない。空が真っ白だったので構図から外し、コントラストを目一杯上げた。でもやっぱり緑に緑はどうだろう…。青空バックで撮りたい車両だ。

阿蘇下田城ふれあい温泉-南阿蘇水の生まれる里白水高原(だから長いって…)にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
50mm 1/640sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,リサイズ,アンシャープマスク)
 視程が最悪といいつつ、なぜかさらに遠景に挑戦してしまう。アホですね(^^;
 阿蘇五岳とカルデラを一望できる外輪山の俵山展望所に行く途中、長陽駅が俯瞰できる。阿蘇カルデラ展望は大観峰が有名だが終日逆光なので、こちらの南外輪山が穴場でオススメ。スケールは大観峰に負けるが、こちらは順光だし、何より鉄道が見える(笑)
 え、列車? 左下の方にいます。小さくてすいません。

長陽-立野にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
70mm 1/500sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 +0.2EV,コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)
 問題の(?)南阿蘇水の生まれる里白水高原駅に停車するMT3010。予報通り午後から雲が多くなってきて陰ってしまった。今度晴れてる時に撮影したいが、MT3010に巡り合える気がしない…。
 暑くて体力もなくなってきたので撤収。

南阿蘇水の生まれる里白水高原駅付近にて
K-01 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 1/400sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,彩度,リサイズ,アンシャープマスク)

2012.05.28(Mon)

■リベンジ■

 今日もよく晴れたが、車を車検に出さなくてはならない。しかし、昨日のリベンジを果たしたくて、代車でまたこの鉄橋に来てしまった。この代車、2年で1000kmも走ってないんだが、今日だけでいきなり200km走らされる(笑)
 昨日は別の鉄橋で撮影したキハ185系特急ゆふ。平日でも3両なのね。下1/3がシルバーなので、真っ赤な九州横断特急よりも精悍な感じがする。

天ヶ瀬-豊後中川にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
98mm 1/640sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 そして2両編成のキハ125。昨日のリベンジを果たした。キハ125最高!

天ヶ瀬-豊後中川にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
60mm 1/1000sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 コントラスト,リサイズ,アンシャープマスク)
 ゆふいんの森は昨日撮影済みなので、今日はもう満足したから帰ろうと走りだす。が、いくらも走らないうちによさそうな鉄橋を見つけて停車(笑)
 鉄橋の下で下見をしていたら、ふと背後の崖の上にフェンスがあるのを発見。フェンスがあるってことはそこに行けるということだ。かくして鉄橋を俯瞰できるポイントにたどり着いたのであった。
 カーブ鉄橋で先頭車両の側面にはぎりぎり日がまわっていないのだが、ゆふいんの森はメタリック色なので特に問題はない。良いポイントなのだがこの季節の夕方でないと順光にならないというのが難点か。キハ125なら黄色いからいけそうな気もする。今度チャレンジしてみよう。

豊後中川-豊後三芳にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/640sec F7.1 ISO 320
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.05.27(Sun)

■体調不良■

 今日から3日間は天気がいいらしい。だが、車検をあすに控えているので遠出することはできない。それ以前に、起きた瞬間から頭痛がひどい…。ここ3日ほど天気が悪くて部屋にいたのだが、引きこもるとどうも体調が悪い。撮影に出かけている方が調子いいのか?
 せっかく晴れてるし、頭痛を押して撮影へ。とりあえず手近なところで、また懲りずに阿蘇の田んぼで一発撮影。しかし、腹具合まで悪くなってきてしまい、撮影する気もなくなってきた…。

市ノ川-内牧にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
60mm 1/500sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 -1/3EV,コントラスト,リサイズ,アンシャープマスク)

■気づいたら湯布院■

 窓を開けて走っていると少し体調がいいようなので、撮影は諦めて阿蘇の外輪山をドライブする。緑に染まった山がすごく綺麗で、風も心地よい。この季節、阿蘇はドライブするのには最適だ。
 で、ふと気づくと湯布院まで来ていた(^^; いや、途中で自分でナビに入力したんだけど。
 予想通り田植えがちょうど終わっていた。雲がかかっていない由布岳はレア。なんかやる気出てきた(笑)

由布院-南由布にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
40mm 1/640sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 +2/3EV,コントラスト,リサイズ,アンシャープマスク)
 ここは先月の初め、桜前線追っかけツアーの時に菜の花が広がっていた田んぼ。もう田植えが終わっており、小さな稲が田んぼを緑に染めていた。

由布院-南由布にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
45mm 1/640sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 本命のゆふいんの森を水鏡でシュート。いやー、すばらしい。なんか1時間ぐらい線路際で列車待ちしてたら体調良くなってきた。

由布院-南由布にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/1250sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 傾き補正,リサイズ,アンシャープマスク)
 水鏡を狙わず、常識的に撮るのが定番のアングル。
 前回のくま川鉄道から、2台同時に撮影する時にクランプポッドを使っている。三脚の脚に挟んで止める自由雲台のようなもので、三脚でなくともいろいろなところにとめられる。鉄ちゃんバーが苦手なので買ってみたのだが、これはこれで使いにくい。鉄ちゃんバーよりも小さくて持ち運ぶには便利なんだが…。

由布院-南由布にて
K-5 + F 35-70mm F3.5-4.5
35mm 1/1250sec F6.3 ISO 250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)
 このポイントは前回来た時に半逆光でしか撮影していなかった。この時間の列車はキハ125だというのはわかっていたので、順光となるここで狙ってみた。黄色い列車はどこにいてもよく目立つから、鉄道風景写真に向いている。

豊後中村-引治にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
60mm 1/400sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 このポイントは引いても使える。後ろのこんもりとした平らな山はメサと呼ばれる侵食地形で、このあたりの山々はみんなこんな切り株みたいな形をしている。いわゆるテーブル大地。ギアナ高地のちっちゃいやつみたいな。
 K-01には電子水準器がついていないので、自由雲台で広角を使っていると水平が全然わからなくなる…(^^;

豊後中村-引治にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
35mm 1/500sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 傾き補正,リサイズ,アンシャープマスク)
 最後は沈下橋鉄橋で前回撮れなかったキハ125を狙う。これは後打ちで、本当はこれのすぐ後に来る2両編成を狙うつもりだったのだが、構図を修正している間に列車が来てしまいシャッターを切ることができなかった…。

豊後中川-天ヶ瀬にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
88mm 1/400sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 いつもならゆふいんの森のスジだが、6月いっぱいまではキハ185形の「ゆふ」が設定されている。ゆふいんの森2世号は検査入場中かな? そんなわけで一応期間限定のレア画像。

豊後中川-天ヶ瀬にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
88mm 1/500sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 縦構図でのゆふいんの森。本当はこのアングルでキハ125を撮りたかったのだが…。
 頭痛は途中から治ったが、腹具合はずっと悪かった。車中泊を続けている時は体調良かったのに、部屋で泊まるようになってから調子悪いなぁ。ハウスシック症候群? いや、きっと鉄分不足だな(笑)

天ヶ瀬-豊後中川にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
60mm 1/1000sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 傾き補正,リサイズ,アンシャープマスク)

2012.05.23(Wed)

■がんばるくま川鉄道■

 今朝もKUMAが始発から運用に就くとホームページに書いてあった。昨日は3両編成の湯前側がKUMAだったので、KUMAの顔を撮るには午前中が順光となる。
 見通しのいい田園地帯に陣取り、始発のKUMAを待ち伏せる。ところがなんと前後に他の車両を連結した4両編成! どっちを向いてもKUMAの顔を撮ることはできない。ううむ、やるなぁくま川鉄道。
 くま川鉄道は昼間はライトを点灯させない方針のようなので、レアなライト点灯シーンが撮影できた。これがKUMAなら言うことなかったんだが…。

東免田-公立病院前にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
118mm 1/800sec F5.6 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 くま川鉄道はその名前から、日本三大急流の球磨川と谷沿いを並走するようなイメージを持っていたのだが、球磨盆地の平らな農耕地を走る鉄道だった。一応球磨川と並行してはいるが、線路際からは川の存在はわからない。
 二毛作が行われている田んぼ以外にも野菜など様々なものが栽培されているが、なかでも珍しいのがタバコ。線路際のあちこちにタバコ畑を見ることができた。ピンク色の可愛い花が咲いていた。っていうか、タバコの花なんて初めて見た。

公立病院前-東免田にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
70mm 1/400sec F8.0 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 2番列車は3連。朝は通学の需要が相当あるようなので、3両でも結構混雑しそう。ピーチクうるさそうなので、乗り合わせたくないな(^^;
 3連ノーマル塗装は統一感があっていい。一番後ろの車両はおかどめ幸福駅塗装車だが、こちら側は普通の塗装だ。

東免田-公立病院前にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
108mm 1/800sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)
 3連の返しを球磨川の鉄橋で撮影。くま川鉄道が球磨川を渡るのはここだけ。両運転台車がいっぱい繋がってるとなんか嬉しくなる。…筆者だけか(^^;

肥後西村-川村にて
K-5 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
108mm 1/640sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 よーし、アウトカーブで3連を狙っちゃうよ〜! と思ったら、折り返してきたのは単行だった(^^; まぁ、単行好きだし、これはこれでいいんだけどね。
 通学ラッシュが終わったら即単行とは、ニーズに応じた適切な運用だ。くま川鉄道頑張ってるじゃないか。これならしばらく廃止の話はないだろう。

川村-肥後西村にて
K-01 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
250mm 1/800sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)
 昨日乗車していたら、あさぎり駅でタブレット交換を行なっていたので、今日はその見学に来てみた。到着済みの登り列車から受け取ったタブレットを手に、下り列車を待ち受ける駅員さん。タブレット交換を久しぶりに見た。

あさぎり駅にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/500sec F5.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■石橋いっぱい■

 昼から曇ってきて、晴れそうな気配がなかったので、予定を変更して今日帰宅することにする。行きは主要幹線道路を通ってきたのだが、信号や車が多くて疲れたので、帰りは超山の中を通って帰ることに。時間とガソリンは余計にかかるが、街中嫌いなんだよね(^^;
 この帰り道はちゃんと計画していたので、途中、笠松橋という石橋に寄り道。今流行のアニメの聖地巡礼というやつですな。夏目友人帳のオープニングに登場する石橋。1869年竣工というからもうすぐ150年になる。一応今も現役で渡ることができる。

八代市東陽町にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/100sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 笠松橋は予定に入っていたのだが、他にも道沿いに古い石橋がたくさんあった。そのうちの幾つかに寄り道しながら進むと、超弩級のこの霊台橋に行き着いた。国道のすぐ脇にあり、目に入った瞬間にあまりのでかさに「でかっ!」と声を出してしまったほど。
 単一アーチの石橋としては日本一だそうで、1847年製のこの橋を昭和41年に鉄橋ができるまで使用し、バスもトラックも通っていたというから設計・施工が確かなことがわかる。今は歩行者のみ渡れる。なんとなく首里城っぽい? 上の写真と似たような構図になっているが、縮尺は4〜5倍。
 美里町にはこの他にもたくさんの石橋が残っているそうだ。線路沿い以外は走らない主義だが、これなら肥薩線やくま川鉄道に撮影する行き帰りにちょいちょい通ってもいいかなと思った。

下益城郡美里町にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/160sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 最後は日本一の石橋水道橋である通潤橋。写真で見ると中央部から左右に放水しているので、いつでも放水してるのかと思ったら、期間、時間限定でしか放水していないようだ。放水を見たかったらGWか8月〜11月土日祝日の12時に訪れなけれなばならないようだ。なんか超混みそうなんだけど、それでも見てみたいと思わせるんだから結構すごい。あー、ちなみにこの期間なら1万円払うと平日でも放水してくれるらしい。金の力ってすごい(笑) うまく観光ツアーとカチ合うと見れるチャンスも?
 橋は徒歩で渡ることができるが、高い所好きの筆者でも腰が引けて下を覗き込むことができなかった。この高さで欄干がないというのは相当怖い(^^; はしゃいで見学してたら夕方になってしまい、資料館が閉館してしまっていた。また行かないと…。
 …鉄道橋じゃなくても橋が好きなんだということを、今更ながら自覚した。

上益城郡山都町にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/160sec F6.3 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2012.05.22(Tue)

■九州強化月間■

 日食も終わり、家や車に関係する事務処理も一通り片付いた。
 写真を撮るには絶好の季節、せっかく九州に引っ越したのでこれからしばらくは九州を重点的に撮って行きたいと思う。幸い阿蘇は九州のほぼど真ん中なので、九州ならばどこでも同じぐらいの距離だ。逆に言うと、どこもそこそこ遠いとも言えるが(^^;
 まずは以前に行くことができなかったくま川鉄道を選んだ。途中、通りがかりに肥薩線も撮影。
 球磨川第一橋りょうを渡るキハ40。

瀬戸岩-鎌瀬にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/400sec F8.0 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 同じく第ニ橋りょうを渡る九州横断特急キハ185。第一橋りょうと同じ時期、同じ設計、同じ施工ということでそっくり。左右が対象でなく、ちょっと変わっている。
 肥薩線はこの列車の後から本数が激減する。今回のメインはくま川鉄道なので、肥薩線はこの程度にとどめ、人吉からくま川鉄道入りする。

那良口-渡にて
K-5 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 1/800sec F7.1 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 阿蘇でも田植えが始まっていたので、こちらはもう終わっているかと思いきや、なんと裏作の麦が収穫時期となっていた。いやー、二毛作しているところ久しぶりに見た。もう10年ぐらい撮り鉄しているけれども金色の小麦畑を撮るのは初めてだ。
 くま川鉄道のKT-100、200は一見した時はキハ120と同じだと思ったが、おでこにライトがついていてちょっと違うようだ。オリジナル塗装のKT-104。塗装が痛んでおり修復作業中のようだ。

あさぎり-東免田にて
K-01 + DA 21mm F3.2 AL Limited
21mm 1/500sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 ホームページを見て、今日KUMA1と2が連結して走ることはわかっていた。しかし、まさかさらに1両追加されるところまでは想定していなかった(^^; うーん、KUMAだけの2両編成が撮りたかったのだが…。
 午後は逆光となるのでぱりっとしないのは仕方ない。

川村-肥後西村にて
K-01 + DA* 60-250mm F4 ED[IF] SDM
170mm 1/500sec F7.1 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 滝が涼し気な鉄橋で単行列車を撮ったらおかどめ幸福駅塗装だった。ナンバーを見るとKT-104で、小麦畑で撮ったのと同じ車両だ。上の写真で後ろにくっついている虹塗装の車両もそうだが、左右で塗装が異なるようだ。この塗装、なかなかイイね。
 だんだん雲が増えてきて、列車通過時に瞬曇してしまった(T_T)

おかどめ幸福-あさぎりにて
K-5 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 1/1000sec F5.6 ISO 250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 となりのあさぎり駅で列車交換するため、すぐに反対側が来る。予めセットしておいたK-01で撮影。
 もしかして後ろの1両は送り込み回送で、戻ってくる時はKUMAの2両編成かも!?という淡い期待は軽く裏切られた。新緑バックで撮るとKUMAが目立たないな…。

あさぎり-おかどめ幸福にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
35mm 1/500sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 雲がだいぶ増えてきてしまったので乗り鉄に切り替える。湯前駅からKUMAとあさぎり駅で交換する列車に乗り、KUMAに乗るつもりで交換駅よりひとつ手前の東免田駅で下車したのだが、小麦畑が綺麗だったので思わず撮影してしまった。
 さっきの3両編成はツアー客かなんかが入って3両編成になっていて、今度はKUMAの2両編成かも!?という期待は…以下略。2両構図で構えていたので…以下略。
 乗る予定の列車を撮影してしまったので、KUMAが湯前駅で折り返してくるまで40分、暑い中待たなくてはいけなくなった。雲が多いとはいえ、日がさすと肌がちりちりと焼けていくのがわかる。今日はあちー!
 折り返してきたKUMAに乗車し、さらに人吉駅から湯前駅まで復路も乗車した。水戸岡デザインで木製部品が多用されていて、特に木の背もたれは弾力が程々で良い感じだった。ただ、あそぼーい!ほどのインパクトはなかったかな。

東免田駅にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
40mm 1/400sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 沿線に3〜4校の高校があるようで、駅ごとに違う制服が乗り込んできて、ラッシュというほどではないが席は全部埋まるぐらいの乗車率になった。くま川鉄道の運営はそこそこいい?
 乗り鉄を終えて、多良木駅至近の温泉に入ろうとしたらKUMAが来たので慌てて撮影。夕日に赤く染まる景色の中、高校生がおしゃべりをしている。なんか青春の1ページみたいになった。

多良木駅にて
K-5 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 1/500sec F5.6 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 いつものように車中泊するつもりだったのだが、多良木駅のすぐとなりにはやぶさの14系客車を使った宿泊施設があり、見学に行ったらいい感じだったので泊まってみることにした。
 寝台設備はできるだけ現役の頃のまま維持しつつ、新しいトイレと洗面所を列車に横付けする形で併設してある。ドアからホームに行くようにして移動する。お風呂は斜向かいの温泉の入浴券がついてくるので、そちらを利用。お値段は一泊3000円。
 こんな簡易な宿泊施設なのに高い!と思うか、ブルトレそのままの設備が寝台料金よりも安く、乗車賃も特急料金も払わずに泊まれるなんて安い!と思うかは鉄分の濃さで意見が別れるだろう。筆者はオハネ15-2003のBソロの下段の部屋だった。他にスハネフ14-3が客室になっている。真ん中のオハネ15-6だけは大改造されていて、仕切りやベッドを取っ払ってフロントとロビーになっている。すぐとなりをくま川鉄道が走っているので、列車通過時は擬似すれ違いのようになり、ブルトレが走っているような気分になる。
 無線LANが提供されているのは嬉しいが、JRのあの浴衣はさすがになかった(笑)

ブルートレインたらぎにて
K-5 + FA 31mm F1.8AL Limited
31mm 5sec F5.6 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 +1.5EV,リサイズ,アンシャープマスク)

2012.05.21(Mon)

■日食は観察できず■

 世紀の天体ショー、金環日食(正確には立野では金環に近い部分日食だが)は立野では分厚い真っ黒な雲に阻まれ見ることはできなかった。雲間からでも見れないかなぁという淡い期待は無残にも打ち砕かれたのであった。
 ダメそうだったので、立野鉄橋で普通に撮影。露出がかなり厳しかった。この時間、太陽は90%以上月に隠れているはずで、Kenkoの露出表を見ると、金環日食時は通常時に比べると露出が10倍暗くなっている。ただ単に雲が分厚すぎたからかもしれないが、日食のせいだと思いたい。
 休日はMT3001だけだったが、平日はMT2000との2両編成っぽい。

立野-長陽にて
K-01 + F 35-70mm F3.5-4.5
50mm 1/400sec F4.5 ISO 2500
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)