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鋼の翼に夢とロマンを乗せて飛び立つ巨体。深い青い空間は宇宙に最も近い場所。 知らない場所、初めての街、さまざまな出会いが空の向こうにある。 シャレてる暇はない。さあ、出発の時間だ! |
X-12号 2006.04.07-09 |
![]() 最終日、ようやく飛んでくれたB747。初めて下地島を訪れた、この構図でJTAのB737-400を撮って以来、ずっとこの構図でB747を撮れる日を心待ちにしていた。今回、この一枚を撮るためだけにはるばる下地までやって来たと言っても過言ではない。エメラルドグリーンの珊瑚礁の海上をアプローチしてくるJAL B747-200。 (下地島空港にて 2006.04.09) |
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4/7(金) 八王子〜羽田空港〜宮古空港〜下地島
このホームページを見ている人にはお馴染みの下地島空港。日本で唯一のジェット旅客機訓練のための空港だ。筆者らは数年来すっかり沖縄病にかかってしまっている。沖縄病とは、沖縄に行くのを怠ると沖縄分が不足して「うつ」になってしまうという難病だ(^^;
病気の予防にはとにかく沖縄に行くこと。というわけで(?)今年も下地島に行くことにした。いや、行くことはすでに決定事項で、問題はいつ行くかということだった。例年通り梅雨明け前のバーゲンを狙って行こうという作戦だったのだが、いよいよ飛行機を予約しようという段になっても訓練スケジュールが明らかになっていなかった。とりあえずバーゲン期間に予約を入れた直後、この訓練スケジュールが更新された。4月のスケジュールにB747の文字が!
おお〜!これだ!これ行こう! 筆者はとにかくB747をRW(ランウェイ)17側で撮りたかった。去年もB747の訓練を撮りに下島で行ったのだが、機体の故障でほとんど飛ばず、ようやく飛んでも逆向きのRW35だったのだ。なんとしてもリベンジを果たしたかった。しかし、この季節、風向きの問題でRW17になるかわからないうえに、問題のB747も毎日飛ぶとは思えなかった。
最初のうちは「もう予約しちゃったし」ということで、下地に短期間に2回も行くのもどうかということで決まらなかったのだが、バーゲンで予約した時期には特にこれと言った訓練機がいなかったので、こちらをキャンセルしてB747に賭けることとなった。さらに、勢いに任せて5Dを購入!
もう後戻りはできない。これでB747飛ばなかった日にゃぁ、命はないぜ!って感じだ。沖縄病おそるべし…
そんなわけで当日。珍しく前日は何のイベントもなく、早寝をすることに成功。0200に楽々起床成功し、朝一番のバスに乗り、0550に空港着。相変わらず早朝の道は空いているのでえらい早く着く(^^; 今回の飛行機はやや遅めの7時過ぎなので、こんな時間に空港に来ても仕方がないのだが、バスと空港でそれぞれ1h以上仮眠できるので、ギリギリを狙ってくるよりも精神的にも体力的にも余裕があってよい。0630まで仮眠したら展望デッキでも行って撮影でもしていようと思ったのだが、なんと今回の道連れである阿瀬見とニロがそろって0620に姿を現す。みんな、気合い入ってます(笑)
展望デッキには行かず、そのままボディチェックをして中に入る。いつものように二人のプラチナ会員の付き添いとしてラウンジにはいる。今回はヱビスビールがある、先っぽのほうのラウンジに入った。よっしゃぁ、ヱビス飲むぜー!と汲みに行ったところであることに気付く。今回はいつもドライバーをしている山崎がいない。今回のドライバーってオレじゃん!?
そう、ニロは完璧なペーパードライバーで、身内では運転させてはいけない人ナンバーワン。阿瀬見に至っては免許すら持っていないという状況。筆者も半分ぐらいペーパードライバーなのだが、しょっちゅうレンタカーを借りて運転しているだけマシだ。下地島ほとんど車が走っておらず、信号も数えるほどしかないので、どんなペーパードライバーでも運転できると思うのだが、車庫入れなんて絶対できないと豪語するニロにフェリーへの車搬入は無理だろう…。そんな交通事情なので、一杯ぐらい飲んでも平気だろうという気はするのだが、そこは法律で決まっているので飲むわけにも行かず、しかたなくトマトジュースを頂く。あー、嫌だなぁ運転手。RWエンドでオリオンビールが飲めないなんて
これでB747が飛ばなかった日にゃぁ、JALを呪い潰せそうだ(^^;
下地島の魅力70%減ですよ!?ぉ
羽田−那覇便が逆風の影響で遅れて到着したため、那覇では数分で乗り換えるというマッハっぷりで宮古空港に到着。なんか来るたびに宮古が近くなっている気がする(^^; 宮古でビッツを借り、空港で食事をしてから港へ向かう。フェリーまではたっぷり時間があるはずだったのだが、港に見慣れないフェリーがいて、すでに車の搬入を開始していた。このフェリーこそがはやて海運の新型高速フェリー、スーパーライナーはやてだった。今まで使っていた大型のフェリーよりも先に出航するということで、新型に乗っていくことに。この新型は高速船なので積載量よりはスピード重視。乗用車は9台+αしか搭載できない。入り口も船内もなかなかの狭さで、車庫入れがそれほど苦手ではない筆者でもちょっと恐かった。スーパーに通っているだけのおばちゃんだと、ちょっと無理かも知れない。が、そこはさすがに乗り慣れている島人達。いとも簡単にひょいひょいと入れていき、あっという間に満載になった。
いざ下地島を目指して出航! もちろん浮遊型ではないが、さすがに双胴タイプ。港を出てフルスロットルに入れるとものすごい加速で、フェリーとは思えない速度で波を裂いていく。速い速い!揺れる揺れる!(^^;
つい先日乗ったネズミの国のスペースマウンテンもこれほど揺れなかったんじゃないかというぐらいの上下振動。二日酔いだったら絶対アウトだったよ…
たった15分で下地島に到着。旅情も何もあったもんじゃない(^^; いや、速いのはいいんだけどね。でも帰りは二日酔いの状況によっては、このスーパーライナーを避けようと心に誓った(^^;
宮古島から無線を聴いていて、すでにB747の今日の訓練は終わってしまっているのがわかっていたのだが、今飛んでいるやつを見に行こうと、躊躇なく空港へ向かう。
最初に目にしたのはJALのB767-300。垂直尾翼にツルが描かれた旧塗装機、通称ツル丸だった。以前見たのが新塗装だったので、ツル丸のB767は初めてということになる。残念ながら北風で使用しているRWは35側だった。
とりあえず今日の所はB747も飛んでないし、RW35だしということで、カメラテストぐらいの気持ちで平和に撮影した。
それにしてもやっぱり下地の海は碧い。沖縄病が癒やされていく〜(笑)
B767に続いて、がんばっていたANAのB737も訓練を終了。
いつもならここから島一周ドライブとかをするのだが、島の観光スポットも通いすぎたし、あと丸2日滞在するので、そのときにまた行けばいいやという事で、早々に宿に引き上げる。っていうか、とにかく飲みたい!ぉ
宿の2階にある食堂で夕ご飯という名の飲み会を開始。我慢した分、オリオンビールがうまい! ビールもそこそこに、阿瀬見が泡盛をボトルで発注(^^; 筆者は明日も運転があるのと、以前下地島で二日酔いでひどい目にあった教訓を生かし、泡盛には手を出さずにビールだけを飲んた。いやー、泡盛はヤバいよ(^^; ま、今回は筆者が飲まなかったのもあって、ボトルは空にはならなかった。感じ悪く部屋番号でボトルキープして撤退。24時前に就寝し、下地島の一日が終わった。
今まで見た中で一番立派な傘雲を乗せた富士山。ピクチャースタイルの「clear」を使うとなにやら衛星写真のように写っておもしろい。
(羽田−那覇便にて 2006.04.07)
就航してまだ1ヶ月たらずの、はやて海運のニューフェイス、双胴型の高速フェリー、スーパーライナーはやて。小さい!速い!揺れる!の三拍子揃った(?)島の新しい足だ。
(宮古島平良港にて 2006.04.07)
珊瑚礁からの反射で、腹を碧く染めるJAL B767-300、JA8364。これがRW17への進入だとさらに碧くなる。
(下地島空港にて 2006.04.07)
機体が壊れちゃうんじゃないかというぐらい一生懸命訓練に励んでいたANA B737-500。
(下地島空港にて 2006.04.07)
←左 RW35エンドに移動し、魚眼で遊んでみた一枚。B737はもういっぱい撮っているので遊んでも惜しくない(^^;
(下地島空港にて 2006.04.07)
↑上 夕方の白鳥崎。日が沈むところを撮りたい気がするのだが、飛行機撮影でいっぱいいっぱい&お疲れモードなので、ちょっと気力がわかない(^^; 中途半端な夕暮れ時のを一枚。
(白鳥崎にて 2006.04.07)
10/24(日) 下地島〜宮古空港〜羽田空港〜八王子
えー、書くまでもありませんが二日酔いです。エエ。自業自得
ってやつ。旅先で二日酔いになるまで飲むなよ…。
しかし、真っ先に轟沈した阿瀬見よりも症状が重いってのが、いつもの事ながら悔しい(^^; 1hほど風呂に浸かって症状の改善を計ったが、朝ご飯は食べられず。が、吐いてみると胃液しかでてこなかったので、症状としてはたいしたことはない。筆者にとって二日酔いになるのは必然で、すっかり慣れっこだ。自分の二日酔いの状況とそれぞれの状況による対処法はほぼ確立している。さっそく処方のための牛乳を買いに1Fのスーパーへ。0830から開店しているとは、沖縄とは思えない殊勝なお店だぉ 牛乳を買うついでに、ゲテモノドリンクのチェックも忘れない。我ながらいい根性している
ここで、最近はちょっとやそっとのゲテモノドリンクでは驚かない筆者を驚愕させるドリンクを発見! その名は「ミキ」。そしてものすごいインパクトのキャッチコピー!飲む極上ライス(笑)
種別表示は「栄養食品」。なのに、裏の成分のところには「清涼飲料水」と書いてある。食品と飲料水じゃぜんぜん違うだろ! 二日酔いなのも忘れてすごい勢いでツッコミを入れていた。
おもしろ過ぎるのでお土産用に2本購入。97円と安かった♪
二日酔いの方は牛乳を飲んだことで吐き気は収まった。頭痛もそのうちに引くだろう。
チェックアウトしてなにはともあれRW17へ移動。まだ時間は早いがB767はやる気満々でもう飛ぶようだ。B737はまだ飛ばない様だ。昨日筆者らの隣のテーブルで教官と訓練生が一緒になって飲んでいたので、きっと二日酔いなのだろう(笑)
両社のB767が交互にタッチアンドゴー訓練を開始。遅れてJALのB737が、そしてついにANAのA320も訓練を開始しついに4機態勢!
天気も徐々によくなってきて、みんなして景気よくシャッターを切り続けた。
途中、さすがにちょっと飽きて双眼鏡で観察したのだが、強風でかなりあおられており、何度か危なっかしい場面もあった。うーん、こうして超望遠で覗いていると、撮影も長いレンズが欲しくなってくるなぁ。列車を撮るのには必要ないのだが、やっぱり飛行機を撮るなら300-400mmぐらいのレンズが欲しくなる。…危険だ(^^;
あっという間に昼飯時になり、泣く泣く飛行場を離れる。
宿の2Fの食堂で、野菜がめちゃ乗せされた肉そばをいただき、伊良部島を一回りして港へ。
今回は一泊二日と、沖縄に来るにはあまりにも短い日程だったが、やっぱり沖縄はいい♪
夏、また来よう!とか言いつつ、その前に来ちゃう予感が…(^^;
※「ミキ」後日談
原材料に米・もち米とあるだけのことはあって、結構普通に飲める味で、研究室の連中にもそれなりに好評だった。ちぇ〜(笑)
離陸するJAL B767-300。ターボファンエンジンの排気ジェットがはっきりと見える。ジェーーーーーーッッット!
(下地島空港にて 2004.10.24)
相変わらず怠慢なA320。前回も今回もなかなか飛ばなかった(^^; 沖縄といえどもこの季節では太陽の高度は低く、逆光で撮ることが多かった。雲も多く、数少ないキラーン!ショット。
(下地島空港にて 2004.10.24)
↑上
関東の空に較べると青いが、それでもやはり秋を感じさせる空を、轟音と共に横切っていくJAL B767-300。毎度の事ながら写真にすると迫力がない(T_T) 目に勝るものはなし。
(下地島空港にて 2004.07.03)
→右
夕日を背に宮古を去るANA B737-500の窓から。飛行機から見る世界は異質で美しく、感動すら覚える。
(宮古−那覇便にて 2004.10.24)