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空の色、雲の形、一瞬一瞬が二度とない瞬間。 列車も飛行機もロケットも絶え間なく歴史を刻む。 今は過去となり、そして未来につながっていく! 好奇心のままにとびだせ! シャッターチャンスはそこにある! |
P-32号 2005.10.02 |
![]() 八高線の103系がいよいよ終焉の時を迎えた。ヘッドマークを掲げ、最後のお勤めについた53編成。ヘッドマークを作ってさよなら運転をしてくれた八王子支社に感謝! (北八王子駅付近にて 2005.10.02) |
![]() 沈む太陽をバックにシルエットが浮かび上がる103系53編成。電化されてからずっと八高線を支えてくれた103系、本当にありがとう! (浅川鉄橋にて 2005.10.02) |
10/2(日) 中央線←→八高線
今日はいよいよ八高線の103系がさよなら運転につく。なくなるなくなると言われつつ、しぶとく残ってきた103系。ここのところイレギュラー以外では運用につくこともなく、もう走らないんじゃないかとも言われていた。そんな折、ヘッドマークを掲げてさよなら運転をするという情報が飛び込んできた!JRよくぞやってくれた!
103系に限らず、長年がんばった列車とはファンとしてはきちんとお別れがしたい。こういう気持ちを酌んでくれるのは非常にうれしい♪
今日はこの103系のさよなら運転の他に、早朝にお座敷列車の「ゆとり」が牽かれてくるので、それを撮るためにも早起き。部屋の窓から外を見るとものすごいきれいな朝焼けが…。実は昨晩は飲み会があって、睡眠時間は短めなのだが、この朝焼けを見たら眠気も吹き飛び、いそいそと豊田のS字へ。結構余裕をみて起きたはずなのだが、なぜだか時間ぎりぎりに到着。急いで撮影準備をしたのだが、まだ太陽が出ていない…。暗!
うーむ、よく考えたら秋分を過ぎているので、めっちゃ日が短くなっているのであった。夏なら5時過ぎてればそれなりに撮れたのだが…。
7時過ぎまで撮ったら、すぐに八高線に移動する必要があったので、どこかのタイミングで朝飯を買いに行こうと思ったのだが、めちゃめちゃ朝焼けがきれいで、朝日に輝く列車がいい感じだったので、あやうく飯を食いそびれるところだった。今日は長丁場なので、しっかり食べておかないと。
朝焼けの中から現れた、茶釜のEF64 37号機に牽かれる「ゆとり」。ただでさえ暗いので茶釜が完全に黒釜になってしまった(^^; デジタルの強みを活かして、がんばって補正した。
(豊田S字カーブにて 2005.10.02)
「ゆとり」が行った後、ようやく日の出を迎え、黄金色に輝く雲。いつもの撮影ポイントがまるで別の場所のよう。
(豊田S字カーブにて 2005.10.02)
今朝はろくな貨物列車が来なかったが、時間になったので八高線へ。すでに現地入りしていたロクヨンハンターことK氏と合流して103系を狙う。初めての撮影ポイントで勝手がわからなかったが、まあよく撮れた方だろう。それがトップ画と左下の画。ヘッドマークが八王子側と高麗川側で異なると言うことで、高麗川行きの下り列車も狙ったのだが、広角で狙ったらシャッター速度がたりずに被写体ぶれしてしまった(T_T)
103系はまたしばらく高麗川-川越間を往復しに行ってしまったので、再び豊田のS字カーブへ移動し、ホリデー快速やらビューかいじやらを撮影する。それにしても暑い!
帽子をかぶっていてもすごい勢いで顔が焼けていくのがわかる…。10月にもなって日焼けするとは思わなかった。朝焼けを見た瞬間、いい天気になりそうだと帽子を持ってきた自分をほめてあげたい(^^;
これで本当に10月なのか!?
お昼に再度103系が八王子にやってくるので、朝のポイントに近い陸橋に移動。この時には、K氏の知り合いがいっぱい集まっておりマイナー撮影地を超占有(笑)
後から来た「てつ」が裸足で逃げ出すにぎわいを見せていた(笑)
昼の便が終わると、しばらく103系も、豊田S字に来る貨物列車もないので、一度撤収。
夕方に再び豊田のS字に貨物列車を撮りに出撃したはいいが、行く途中に八高線の浅川鉄橋の様子を見に行ったら撮影仲間と話し込んで、S字に行く時間がなくなるぉ
仕方がないので、貨物列車はそこからほど近い中央線の浅川鉄橋で撮影。今日はEF64の53号機だったのだが、八高線の103系も53編成であり、今日は53に縁のある日のようだ
本日3回目となる103系の八王子参りの上り下りは浅川の鉄橋で撮影。ここは有名ポイントなので、たくさんのてっちゃんが103系を写真に収めていた。それにしても本当に日が短い。こんなにも影が落ちるものとは…。八王子からの戻りは逆光になってしまうが、丁度夕焼けがきれいに染まってきていたので、敢えて逆光を選んで、シルエットで浮かび上がらせることにした。次はどこで撮ろうか悩んでいるてつを尻目に、がんがん川の中に進入!こんな事もあろうかと、一度撤収した際に水陸両用装備に換装していたのだ(笑)
まあ、サンダルと短パンな訳だが(^^;
というわけで、トップの右側の写真は川の中から取った一枚。4両編成は入らないと思っていたのだが、後で写真を確認したら奇跡的に収まっていた。ちょ〜ぎりぎりだが(笑) この後も24時近くまで103系はがんばるのだが、もう写真を撮るには適さないので、今日は撤収。
中央線と八高線とあちこち忙しかったが、しかし、たくさんの人達と一緒に撮影できたのは非常に楽しかった♪
筆者にとって八高線の103系は特別な存在だ。八高線の103系がきっかけで鉄道写真を撮り始めた。103系を撮るために運用を読むことを知った。毎朝八高線の運用状況をチェックしていたら、隣でがちゃがちゃと入れ換えをしている貨物列車が気になって、いつの間にか貨物列車にはまってしまった。こうして最近では旅が中心で脇役だった列車が、主役の座を奪って、旅の方がおまけになってしまった。103系はこれらすべてのターニングポイントであったように思う。103系が引退してもこの趣味は続けていく。これからもたくさんの貴重な出会いと経験が待っていることだろう。そんなきっかけをくれた103系が引退…。最後にもう一度言いたい。ありがとう103系…そして、さようなら!