空の色、雲の形、一瞬一瞬が二度とない瞬間。
列車も飛行機もロケットも絶え間なく歴史を刻む。
今は過去となり、そして未来につながっていく!
好奇心のままにとびだせ! シャッターチャンスはそこにある!
P-13号
2004.04.13

・超巨大貨物再び 〜八王子〜


 出発間際のEF65 55とシキ611。中央線の下り最終列車の直前、2530頃に八王子駅を発車していった。この手の大型貨物はスピードが出せないために夜中にひっそりと移動する。
(八王子駅にて 2004.04.13)

 4/5には空荷だったシキ611が荷物を抱え込んで現れた。荷物は発電所の変圧器で、シキ611はこれ専用の貨物車両だ。2つに別れて真ん中に荷物を挟むのだが、この荷物の下には車輪がなく、大丈夫かなと心配になる(笑) 空荷でも大きかったが、荷物を積んでいると驚愕すべき大きさに!
(八王子駅にて 2004.04.13)

4月 八王子

 職場からいつものように帰宅する途中、何気なく窓の外を見たら巨大な黒い物体を発見! 4/5に見かけた超巨大貨物車両シキ611で、それが荷物を積んで戻ってきているではないか!!
 見つけたときにはすでに電車は発車してしまっていたので、隣の駅ですぐさま逆側のホームの電車に乗って

八王子駅に戻る(笑)

 他の車両ならいざ知らず、シキ611の、しかも荷物付きなんてもう二度と出会えないかもしれない。一瞬家まで帰って三脚を取ってこようかとも考えたのだが、そうこうしているうちにシキ611がいなくなってしまっては元も子もない。とりあえずISO感度を上げて頑張って手持ちで撮影する。
 一通り撮影して、胸の鼓動も収まってきた(笑) 

よし、三脚を取りに帰ろう!ぉ

 今夜は冷えるので、冬用の上着に着替え、三脚を担いで再び八王子へ。通勤客が乗り降りする横浜線のホームで三脚を押っ立てて撮影開始(^^; ふと見るとスーツ姿で三脚を立てて撮影している同業者発見。聞いてみると同じように帰り際に見かけて三脚を取りに帰ったクチらしい(笑) サラリーマンのおっちゃんに「何を撮っているのか」を何度も尋ねられながら撮影していると

横浜線終了…

 スーツ姿のてっちゃんは「明日があるから」と23時ごろに帰ってしまった。いや、筆者にも明日はあるんだけどね…(^^;
 仕方なく光線の悪い中央線のホームに移動すると、こちらには後からやって来たかなり濃い、若いてっちゃんx2。

汽笛の音でEF64とかDE10を識別してる!

 すごいけど別にそうなりたいとは思わないけど…。聞いてみたところ、特に貨物列車専門ということでもなく、中央線を主体にいろいろ活動している人らしい。その人達の話によると前回(前回があったのか…)は2500ぐらいには出て行ったということなので、もうちょっと粘ってみる。最初の遭遇からもう4時間もいるので、いまさら発車を見ずに帰れないのである(笑)
 結局中央線の下り最終列車が来る2530ごろに、なんの前触れもなく静かに出発していった。
 暗闇の中にゆっくりと消えていく珍客を安堵感を抱きながら見送った。いやー、珍しいもの見られてよかったなぁ♪
 これでようやく帰れる(^^; 中央線下り最終列車に乗る気力もなく、八王子駅からタクシーで帰りましたとさ…。

#後日談
 横浜線ホームで嬉々としてシキを撮影している姿を何人もの職場の人間に目撃されていた模様。まあ、終電までいたんだから誰かに見られていても全く不思議はないわけだが。面識はないのだが九州新幹線を乗りに行ったこともある「てつ」だという噂の御仁にも目撃されたらしく、筆者が「てつ」であると認識したらしい。今後の新展開はあるのか!?(^^;


↑上
 シキ611とEF65 55、DE10 1666。両者に挟まれて大切に運ばれる。写真奥のEF55側が前で、手前のDE10側が後ろ。同種じゃなくても同期運転できるんだなぁ。
(八王子駅にて 2004.04.13)

→ 右
 シキ611を上から見た図。隣の横浜線の205系の2.5両分ぐらいある。架台のジョイント部分には車輪がついているのだが(写真中央)、これによってカーブがちゃんと曲がれるんだと予想。
(八王子駅にて 2004.04.13)

2004.04.25記