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空の色、雲の形、一瞬一瞬が二度とない瞬間。 列車も飛行機もロケットも絶え間なく歴史を刻む。 今は過去となり、そして未来につながっていく! 好奇心のままにとびだせ! シャッターチャンスはそこにある! |
P-08号 2003.11.30 |
←アポロ11号の月着陸船のはしご。このはしごから人類は月に最初の一歩を踏み出した。「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな躍進である」というニール・アームストロング船長の言葉はあまりに有名だ。 (日本科学未来館にて 2003.11.30) ↑アポロ時代の宇宙服。まぶしすぎる太陽の光を遮蔽するために金が蒸着されたバイザー。カメラを構える筆者とその後ろの月着陸船が映り込んでいる。これを通して見た月世界や地球はどう見えたのだろう…。 (日本科学未来館にて 2003.11.30) |
11/30(日) 日本科学未来館
今日まで開催されている「人類が創る宇宙史展」に行ってきた。模型だがアポロの月着陸船がおいてある
ちょうどここへ来る途中に読み終えた、「月を目指した二人の科学者」という本を読んで、ますますこの展示が楽しみになってきたところだ♪
最終日ではあったがいまさらアポロじゃ客は来ないのか閑散としていた。
催事ホールに入って、目の前にどーんとそびえる月着陸船!こんなでかいものが、人を乗せて34年も前に月に行ったのか!
見上げているだけで胸が熱くなってくる…。
月に行くことは科学的には可能である。頭では理解していても、今の宇宙開発の有り様を見ているととても信じられない。アポロ計画が終わった後、月に行った人間はいないし、衛星ですら3機しか月軌道に行っていないのである。
「あと15年早く産まれていれば、あの歴史的瞬間を生中継で見られたのに!」本当に悔しい。たぶんその当時の人は、そのうち月に行くのは当たり前になり、火星にだっていけると思っていたんじゃないだろうか。
それなのに、衛星ひとつ打ち上げるのもままならない現状…(T_T) (※昨日、偵察衛星を載せたH-2A 6号機が失敗した)
冷戦の時とは状況が違うのはわかるがもうちょっと何とかならんものか…。目の前の不況をどうにかするのも大事かもしれないが、その場しのぎでは意味がない。すぐにはお金にならないが、宇宙開発にかけたお金は将来的には発展をもたらすのに…。単にお金の話だけではない。夢を持たない、持てない若者が増えているというこの時代、子供に宇宙という夢を与えることで、技術立国として再び花開くことも可能だと思うのだが。
コロンビアの事故、失敗したH-2A、老朽化したソユーズ、進まないISSの建設、ひとつに統合された宇宙機関JAXA、新たに宇宙に飛び出した中国。2003年は宇宙開発にとって大きな節目になるに違いない。じり貧結構!ここまで落ちきったらあとは登るだけ! 21世紀が宇宙の世紀となるよう、筆者も宇宙のロマンを多くの人に伝えて行こうと決めた。