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鋼鉄の愛馬と魔法の書が君を四大陸へいざなう。 知らない場所、初めての街、さまざまな出会いが軌道の先にある。 シャレてる暇はない。さあ、出発の時間だ! |
第0002号 2000.04.07-11 |
2000.04.7 今年初めての遠距離旅。
手薄だった山口県を目指す!
SLやまぐち号@湯田温泉 メンテも行き届いており元気に走っている♪ 客車が1両1両ちがう内装になっている、…のだが10分しか乗れなかった(^^; |
山口線ワンマン列車。 単線ディーゼルは電柱がないので見栄えがよい。 |
4/6(金) 玉造温泉〜益田
爆睡からさめると朝の4時。ノビノビ座席の小さな窓からは真っ暗な闇と、たまに見える光が高速で後ろに流れていくのが見えた。
実は今、サンライズ出雲に乗って、一路山陰を目指しているところだ。
年度末の修羅場がとりあえず去ったということで、金曜日と月曜日に休みを入れ、4連休で旅を満喫しようという算段だ。
全県制覇を果たした今、行ったは行ったが、あまり見て回らなかった県を中心に巡ってみようというわけで、岩国しか行ったことのない山口県に目標を定めた。ついでに、意外と手薄な島根県もつぶしてしまう予定だ。
で、まだまだ出雲は遠いので、もう一眠りすることに。
で、今度は岡山の手前、車内放送で目が覚める。岡山では並結してきたサンライズ瀬戸/出雲の切り離しが行われる。停車時間も4分あったので、速攻で身支度を整えて撮影に出かける。
サンライズは今回で3回目。デビューしてもうそろそろ3年ぐらいになると思うのだが、車輌はいまだに新品のよう。最近の塗装はコーティングがしっかりしてるんだろうか?
切り離し作業といっても、単純に先頭側のサンライズ瀬戸だけが先に発車することで、勝手に切り離されてしまうので、連結と違っておもしろくも何ともない。
ここからサンライズ出雲は中国山脈を突っ切って日本海側を目指す。ここから3時間以上かかるというのだから、近いようで意外と遠いようだ。京都あたりで切り離してくれれば、結構早く出雲まで行けると思うのだが…。だけど、山の中のローカル路線を
と、途中の小さな駅で列車が停車する。何事かと思えば、特急の通過待ちをしているではないか! うーむ、だから遅いのかもしれない…。しかし寝台列車が特急の待ち合わせをするのはなんだか納得いかないものがある(^^;
新型の寝台特急が走る姿はなかなか笑える。
山陰本線にはいると、いよいよ車内がにぎやかになってきた。ここから客が降り始めるからだ。私も今日の目的地を決めるべく、るるぶと時刻表を開いて作戦を練る。「行くところぐらい決めて来いよ!」という声が聞こえてきそうだが、この行き当たりばったりさかげんが旅の醍醐味
なのだ。ちなみにちゃんと予定を決めて行くのを私は「旅行」と呼んで区別している。
出雲を検索してみるが、あまりおもしろそうなところが見つからなかったので、ひとつ手前の松江で下車してしまうぉ
切符は出雲市まで買っているのだが、まあいい。
松江に降りると、都合のいいことに出雲市行きの普通列車がちょうど発車するところだったので、あまり考えずに飛び乗る。松江城は前に行っているので、行かなくてもいいだろう、ぐらいは考えたが。で、2つ目の駅、玉造温泉という駅で降りる。温泉があるらしいのと、駅の桜がきれいだったのが決め手だ。まさに途中下車の旅♪
いきなり道を間違えて、逆側の宍道湖の見学をしてしまったが、予定通り温泉街へと針路を修正する。温泉街へは小さな川に沿った道を行くのだが、両側の土手に植えられた桜並木が見事に咲き誇っていた。しかもこの並木は温泉場まで続いており1kmぐらいは軽くあるだろうか。川はとても浅いのだが、なぜかでかい鯉がいっぱいいる(^^; いつも餌をもらっていて、人間を馬鹿にしている鯉が多いので、懲らしめてやろうとして川に近づくと、なんと岸の近くにいた鯉が素早く逃げ去るではないか! よしよし、ここの鯉は野生を忘れていないようだ♪ たくさんいるのでさぞかし甘やかされているのだと思ったが、ここの住民はそのへんをちゃんとわきまえているようだ。ああ、なんてすばらしい街なんだ☆
8分咲きのさくら並木と、いっぱいいるけど野生を忘れていない鯉をみながらだと、温泉場までの距離は気にならず、あっというまに到着。目的地は「ゆ〜ゆ」。この建物、老舗の旅館と対照的にあまりにも先進的なデザインで、いいのか悪いのか判断に迷うところだ。
見た目通り、渋い温泉ではないが、屋上にある露天風呂はなかなか気分がよい♪ 入浴料600円で、サウナは200円と料金が別れている。
風呂から上がってさっぱりしたところで、お隣にある玉作遺跡と、玉作資料館を訪れる。玉造はその昔曲玉の生産地として有名で、その工房の遺跡らしい。やっぱ曲玉の穴をあけるのは難しく、失敗しやすいところなのだそうな。そりゃそうだよなぁ。
さて、そろそろ列車の時間なので駅へ戻る。ドンぴしゃで下り列車が入ってくる。なかなか調子がいい☆ 出雲市行きなので、とりあえず出雲市に行くが、次の大田市行きにすぐに乗り込む。山陰本線は基幹路線のひとつだが、単線で1時間に1本しか列車がないので、山口県を目指すとなると、少しずつでも進んでおいた方がよい。どうせ青春18切符は各駅停車&快速しか乗れないので、特急を考えなくていいぶん楽だ。
進むのだ!…なーんて言ってるそばから、海のきれいな田儀という駅で途中下車(笑)
海は砂浜のところよりも、磯のようなところのほうが好みだ。岩に上って砕ける波を眺めていると、なーんか心が安らぐような気がするし、波の具合も一発一発違って見てても飽きない。30分ぐらい海を眺めて駅に戻る。
途中下車はしたが、結局大田市よりも先に行くには、次の浜田行きに乗ることになるので、ここでその列車を待つことになっても実際はロスがない。まだ30分以上ある。ちょっと見た感じ、駅の周りには海の他になにもないので、無人の駅舎で旅日記をつづる。踏切がなるとホームへ出ていって撮影するって感じで、あっというまに浜田行きの列車がやってきた。
ここから先、どこまで行くか決めかねていたが、海を眺めながら列車に揺られていると、このままずっと乗っていてもいいような気がしてくる。第一、単線でしょっちゅう長い停車があるため、なかなか時間がかかるのだ。この列車の終点の浜田から先、益田に行くにはまた乗り換えが必要だし、つく頃には1900時だ(^^; 思ってたよりもずっと距離があると知る。少し認識を改めて、計画を練り直す必要がある。
浜田に近づくとちょうど夕日が日本海に沈んでいく光景を見ることができた。春だと夕焼けもなんだか暖かい気がする。山陰本線は日本海側に席を取ると景色が楽しめておすすめだ♪
日が沈むと急激に寒くなってきた。震えるほどじゃないが快適野宿♪というわけにはいきそうもない。今日は体調もあまりよくないようなので、今晩は宿を取って、野宿は明日以降とする。最初は小郡まで行ってしまおうかと思ったが、どうせ宿を取るなら早く入って休んだ方がいい。山口線の乗換駅である益田について宿を取る。試しに明日のSLやまぐち号にあたりをつけてみると、空いているということなので一席確保する。よく考えてみると一人ならたいていの切符は確保できてあたりまえだ。ただ、SLやまぐち号は4人のボックス席なので相席になるだろう。すいているといいんだけど。
今日は玉造温泉があたりだったので、初日としては満足な出来だった♪ 明日からはもっといろんなところに行くので楽しくなりそうだ☆
4/7(土) 益田〜津和野〜SLやまぐち号〜小郡〜添田
今日も旅日和だ。旅に出て晴れ男の本領発揮だ(笑)
朝3番の津和野行きの普通列車に乗り込む。朝早いため、列車はがらがら。だいたいこの時間に出発して津和野に行っても店のひとつも空いていないことは明らかだ。人が乗っているわけがない(^^;
予想通り、津和野には駅員以外に人がいない。タクシーすらいないのだ(^^; ま、予想していたことだが、ひとつ困ったのが朝飯。メシ屋ぐらいやっているかと思ったのだが、さすがに8時ではやっていないようなのだ。
仕方がないので、ぼちぼちと歩き出す。近いところからということで、カトリック教会に行ってみる。やっていないだろうという予想に反し、ちゃんとあいていた。さすが教会は心が広い♪ この教会、一見すると普通の教会だが、中はなんと畳敷き! うーむ、これは珍しい。
津和野は鯉の里というキャッチフレーズがあるのだが、メインストリート脇の水路に鯉がうじゃうじゃいる。水槽じゃないんだから! さらに、人が近づいても知らんぷりで、まったく人間の恐さがわかっていない。まるまる肥えてるし…。早朝のせいもあって鯉の活性があがっておらず、からかってもおもしろくないので次にいこう。
次は神社。なんだか山の上の方に社が見える…。途中の階段は無数の真っ赤な鳥居によって構成されていて、鳥居のトンネルのようになっている。…これを登れってか。腹が減っていたが、まあそれほど大したことはなく頂上に到着。やっぱりここも朝からやっている。えらいえらい。関心なのでお賽銭を投げて商売繁盛を祈願する。おみくじを引くと末吉で、縁起物として「銭」がついてきた。財布に入れておくと金運がよくなるので大切にしろと書いてあったので、財布に入れておいた。次のドリームジャンボでは効果を発揮してくれるのか!? あ、巫女さん(アルバイト)がいた。…いや、ただ報告までに(笑)
ここも10分もすると飽きてしまったので次に向かう。
目指すのは津和野の最大の目的地である津和野城跡。この社から少し降りたところに、津和野城跡にいく途中までのリフトが運営されている。…はずだったのだが、なんと営業が10時からと書いてある(^^; むー、さすがに神仏ではないので朝は遅いのか。
ここで、リフト乗り場の途中にあった、遊歩道の存在を思い出す。城跡まで1kmとか書いてあったやつだ。リフト乗り場から上を見上げると、かなりの高低差があるのがわかったが、リフトの営業時間までの1.5時間をぼーっと過ごすのは無駄なので、遊歩道から城跡へ登ることにした。
これまた空腹のせいで足腰に力が入らなかったが、じりじりと登っていく。かなり疲れる(^^; しかも、遠い!
やっとの思いでリフト乗り場の終点にたどり着く。が、ここからまだあと10分ぐらい歩くようだ。もうこうなったら10分も20分も大差ない。やけになって、もとい、はりきって登っていく。
見えてきた石垣は、なかなか大きな規模のものだった。しかもほぼ完全に縄張り(城の間取りみたいなものをこう呼ぶ)が残っているようだ。なかなか立派な山城である。ただ、石垣の積み方が少々乱雑というか、技巧が凝らされていないというか。隙間が大きく、石の面も平らに加工されていない。説明を見ると江戸時代に改修されたものとある。江戸時代ならもっと立派な石垣を作る技術があるはずなのだが…。勢力や予算なんかも関係するし、江戸時代だと城の改修にも幕府の許可がいるのであまり立派なものが作れない。ま、そんな理由で石垣の作りが甘いのだろう。その後の管理にもよるのだが、ここのはもう木がのび放題で結構危険な状態だ。工事が始まっているようなので、崩れたりはしないだろうが、石垣をいったんバラして組み直すぐらいの修理をやらないと、そう遠くないうちに修理が追いつかなくなって破綻するんじゃないか?
朝早いので、というか、リフトが動いていないので当然誰もいない。気分よく登っていく☆
頂上では津和野の街を一望できる。ここからの眺めはすばらしいの一言。山口線の線路がよく見えて、まるでNゲージの模型のようにちっちゃく見える列車は、「てつ」にはちょっと嬉しい☆ こんなすばらしい眺望を、まさにいま独り占めしているのは最高な気分だ♪まさに、早起きは三文の徳ってやつだな♪
どうせ10時までリフトが動かないので、景色を見ながらぼーっとする。しっかし、高いところは気分がいいねぇ☆
ここでSLが来るのを見たかったのだが、あと3時間もここにいるわけにはいかない。リフトが動き出す時間になったところでリフト乗り場へ向かう。
ちょうどリフトが動き出し、1番の客−本当の意味では私が一番なので、彼女らは2番なのだが−、があがってくるところだった。で、私は当然、本日最初の下り客となった(笑)
さて、かなり空腹が耐えられなくなってきた。歩く足ががたがた言っているし、ちょっと体も熱い。これはカロリーが足りなくなって、不足分を蓄えてある体脂肪から分解し始めたサインだ。つまり、予備タンクに切り替わってしまったと言うことだ。
メシ屋も空いている頃なので、駅まで戻ってかなり遅めの朝飯にありつく。駅の近くの食堂で、そば定食をいただく。はらぺこだったので味はよくわからなかった(^^;
津和野から小郡までのSLの指定を昨日取ったわけだが、もとよりまだ津和野にSLがやってきていない(^^; とても帰りのSLまで待っていられない。とりあえず、津和野に来るSLを撮影したら、早々に小郡に向かって出発してしまうことに決めた。SLに乗りたいことは乗りたいが、SLって外から見ていた方がじつはかっこよくて、乗ると大しておもしろくないものなのだ。最後の1区間だけSLやまぐち号に乗ればいいや、という判断だ。
SLの撮影にあたり、駅では混雑が予想されるので、途中で撮影することにした。さっき城の上から眺めて、路線のカーブは頭に入っている。朝はまだ開いていなかったレンタサイクル屋で自転車を借りると、撮影ポイント探しに出かける。やっぱ、こういうときは歩きよりもチャリだな。
カーブのところはいまいちだったので、結局直線で狙うことにした。津和野の駅から2kmほど山口方面に来たところだ。が、あと40分ぐらいある(^^; しょうがないので、おやつを食べてごろ寝して、春の日差しを浴びてピクニック気分に浸る。…って、すこし風が冷たいんだけどね(^^;
ようやくSLがやってきた。しかも、駅まで距離があるので、ほぼ全力疾走に近い。あまりに早くてデジカメではちょっとスピードに負けた感がある(T_T) でもやっぱSLはかっこいいなぁ♪
駅に戻ってくると、SLが忙しそうに構内を往復している。何事かと思えば、自分でひいてきた客車を一両一両向きを変えているところだった。こういう事までSLにやらせているのは初めてみた。普通、SLはとっととターンテーブルに向かい、自分の向きを変えるだけで、客車の向きを変えるのは電気機関車の仕事だ。ま、津和野は電車がないので、ディーゼル機関車にでもやらせているのかとおもったのだが。えらいぞ、C571。
そもそも、SLやまぐち号は、5両の客車がすべて違うタイプの客車で、大正、明治、昭和、洋風、展望車輌となっていて、こいつらの順番を行きと帰りで同じにするため、一両一両はずして並び替える必要があるのだ。えらいことになってるなぁ。展望車輌は最後尾にデッキが来ないとしょうがないので入れ替えるのはいいとして、他の車輌はべつに入れ替える必要ないと思うんだが…。マメだ。
そのおかげで、SLが到着した後も、働くSLを見ることができるので、暇な人、てつな人は作業が終わるまで見守ってあげるといいだろう。
その作業が終わる頃、山口行きの普通列車がやってきたので、こいつに乗ってSLよりも二足早く湯田温泉へ向かう。
湯田温泉駅は小さな駅だったが、でっかい白狐の像があった。ゆう太という名前らしい。
温泉は駅から徒歩十分ほど。ここも健康ランド風で風情はないが、600円という値段に、広々とした風呂ということで、それはそれで問題ない。ここのジェット風呂がいい感じで、足の疲れが一気に吹き飛ぶ☆
他には特にめぼしいものがないので、駅でSLを待つ。
駅に入ってくるSLの写真にチャレンジしたが、ちょっとシャッターが遅れてしまった。ちぃ、悔しい!
SLは快速運転なので、湯田温泉駅の次は終点小郡駅(笑)10分間でできるSL旅行だ(^^;
車内は意外とすいていた。一応全席指定なのだが、自分の席には先客がいたので、お隣の開いているボックス席をいただいた。毎週走っているし、今日は土曜日なので、小郡へ向かうこの列車には人が少ないのだろう。ちなみに、この客車は昭和の車輌だ。(写真は明治の車輌)。
ところで、SLは乗り心地が悪い。加速と減速の時に、どうしてもピストンのぐあいで、力のはいるときと入らないときで前後の振動が生じるため、がっくんがっくんという感じになる。まあ、さほど気にはならないのだが、乗り物に弱い人は酔ってしまうかも。また、みんなが窓を開けるので車輌の中にもたくさんの灰が入ってきている。こいつに触ると真っ黒になるので、SLに乗るときには汚れてもいい服で乗ろう!
あっというまに小郡に到着。今日は野宿と決めたので、行けるところまで列車に乗って、終着駅で野宿としゃれ込もう。野宿するなら暖かいところにしよう、ということで、目的地は九州に決定(笑)
下関行、小倉行と乗り継ぎ、九州に上陸。小倉からは日田行のローカル路線に乗った。日豊本線でもよかったのだが、日田線の方が無人駅が多そうだし、日豊本線は特急で一度制覇したことがあるので新しい路線を開拓したかったのだ。
車輌もワンマン2両編成と手頃。人もそれほど乗っていない。
一応終着駅は日田なのだが、さすがにそこまで行ってしまうと、明日の朝に山口に戻ってくるのが大変なので、添田という駅までで止めておく。ここは始発駅であり、始電が小倉まで行き、2番目は下関まで行く。
駅を降りるとさすがに寂しい。が、無人駅ではあるがちゃんとした駅舎があり、始発駅なので運転手の仮眠室もあるようなのでここで寝るわけにはいかなそうだ。まだ上り列車の終電が来ていないので、あと30分ぐらい駅にいられるのだが、どうせ駅舎には泊まれないのでめぼしい野宿ポイントを探すことにした。
駅周辺の案内地図によると、ちょっといったところに神社があるようだ。野宿といえば、無人駅>公園>神社・寺なので(ホントかよ(^^;)さっそく神社へレッツゴーだ。
さすがに九州だけあって、桜の方はちりはじめという段階。だが、野宿するにはちと寒いようだ。九州とはいえ、夜は吐く息が少し白い…(^^; 一抹の不安を抱きながら、無事神社に到着。なかなかに立派な神社で、階段もそこそこ段数がある。しかも社には舞台のような部分があり、ここで神事を行えるようになっている。
ま、舞台といっても単純に板張りのスペースがある、程度のものなので、今日の寝床はこの舞台の隅っこに決定。石や土の上よりも板の上の方が断然暖かいのだ☆
まだ21時なので寝る前に旅日記を書く。寝袋をしいて下半身を納めていると思ったよりも寒くない。「お、これはいけそうじゃん♪」なーんて思っていたら、だんだん寒くなってきた(^^; 1時間もすると手もかじかんできて…あー、だめだ、寒い!
というわけで、早々に寝袋にはいって就寝。2200。
4/8(日) 添田〜小郡〜秋芳洞・秋吉台〜人丸〜徳山
おはよう。いま0400時。寒くてほとんど眠れなかった(^^; ま、寒くて眠れないレベルにもいろいろあって、今回のはぎりぎり眠れないって感じで、「このままじゃ死ぬ…」ってほどじゃなかったのでまあいいか。早く寝たので思ったよりも睡眠時間はとれたらしく、体にそれほど疲れは残っていない。
寝袋の中は中途半端に暖かく、外の方が寒いが、寝袋の中でもそこそこ寒いという状態。ちょっと悩んだが、やっぱり起きて駅へ行ってみることにした。歩けば少しは温かくなるだろう。
駅に行ってみると駅舎のドアには鍵がかかっていなかった。うーん、不用心だ。というか東京みたいにあけとくと人が入って来ちゃうというようなことがないのだろう。でも、俺が入っちゃうよーん(^^;
が、駅舎といってもホームとつながってるわけで、そこにドアはないので気温は外と全く同じだ(^^; ノートパソコンの発熱に期待して旅日記を書き始める。でも、本当に寒いときってノートパソコンの熱なんて全然温かくないんだよね(^^;
0445時に、駅舎の電気がつく。始電は0527なのでずいぶんと早い。が、人の気配はまだない。とりあえず寒さから脱出するため、始電で小倉に向かう事にする。
小倉から下関で乗り換えなしの小郡行があったのは助かった。8両編成の門司で4両ずつに切り離して、先頭4両は小郡へ、後ろ4両は門司港に行くというちょっと変わった列車だ。門司駅を出て、すぐに交直切り替えをして下関へ突入。門司と下関の間って、いままでに何度も肥えているのだが、いつ海を越えているのかいまだにわからん(^^; うーむ、交直切り替えの後、なぜか寝ちゃうんだよなぁ(^^;
小郡駅着0855。さすがに九州から戻ってくると時間がかかるものだ。このあとすぐに0906秋芳洞行きのバスが来るのでそれに乗り込む。新幹線口は0900発と乗り換えにはちょっとキビシイので、在来線の北口から乗った方が時間的には楽だ。始発駅じゃないので座れるかどうかが問題なのだが、早い時間帯なのでまだ席はがらがらだった。
秋芳洞へは道がすいているせいもあって30分ぐらいで到着。バス停に着くと土産物屋のおばちゃんが寄ってきて、「荷物を預かってあげる」という。話を聞くと、土産や食事をしてくれればタダであずかってくれ、なにも買わない場合も100円でいいとのこと。100円ならコインロッカーよりも安いのでおばちゃんに任せることにした。おばちゃんは近くの食堂兼土産物屋の人だった。帰りに昼飯でも食べればちょうどいいだろう。
いよいよ秋芳洞に突入だ。なんといっても天然記念物なので期待できるというもの☆
入場料は1050円。どっちかっていうと、安い方か?
入るとまずその大きさに圧倒される。まさか鍾乳洞でこんなにでかいとは思わなかった。万年平社員の給料で買える2階建ての家ならばまるごと入ってしまいそうなほど、高さも幅もある。さすが天然記念物。入り口のこの広間の名前は「青天井」というのだが、上限がないことを指す青天井から命名されているのではなく、水に反射した光が天井に当たると天井が青く染まるからだそうな。意外とシャレがきいておらず、残念。
少し行くと、なにやら看板が…。「探検コース入り口」と書いてある横には登れとばかりにU字型の金具が壁に打ち付けてある。さらにここにある懐中電灯を持っていけとも書いてあるではないか。この勝負、受けて立とうではないか!
さっそくリュックの中から自前のマグライトを取り出し、探検コースへ。と、その前に、ここは別料金300円を箱に入れるようにとのことなので、ちゃんと払おう! 貯金箱タイプでお釣りが出ないので、小銭を用意しておくべし。でないと、私みたいに500円玉をなくなく投入する羽目になる(^^;
探検コースは100m足らずとのことだったが、手すりがたまにあるだけで、基本的になーんも整備されていない。濡れた石灰岩の足下はすべってかなり危険だ。悪いことは言わないので、最低でも運動靴、できればトレッキングブーツでチャレンジするべきだ。カメラなどで片手がふさがっている場合もやめた方がいい。懐中電灯でもう片手がふさがると、こけること請け合いだ。しかも、かなりがけの上なので、こけたら即転落。よくもまあこんな危険なコースを設置するもんだと呆れた(^^; 他の名所では探検コースとか上級者とか近道だけど危険なんて書いてある場所は大したことないのだが、秋芳洞についてはマジで危ないので素人はやめておいた方がいいだろう。私はプロなのでもちろん大丈夫だ(笑)
さて、肝心の鍾乳洞についてだが、鍾乳石や石筍の成長具合はそれほどでもない。が、ここの百枚皿は他に類を見ない規模、かつ完成度が高い。まじ、この百枚皿は必見だ! …あとはスケールがでかいだけであまりすごいこともなかったけど(^^; いや、でも百枚皿だけを見るだけでも十分もとはとれる。感動ものだった。
さて、鍾乳洞の逆側の出口から出ると、秋吉台まではすぐだ。日本最大のカルスト台地だ。えーと、ここでいきなりちょっとためになる鍾乳洞講座ぁ〜(笑)
ご存知の通り鍾乳洞というのは石灰質の地層にできる。石灰石は水に溶けやすいので、雨水や地下水によってどんどん浸食されていく。ここで地下水脈により浸食されていくと洞窟が誕生する。洞窟になってからも雨水などの浸入により、天井や壁に絶えず石灰石を含んだ水が垂れてくる。この水の中の石灰質が長い時間をかけて鍾乳石や石筍を形成していく。だいたい数cmのびるのに数百年以上かかるのが普通だ。ちなみに上から垂れ下がるつららのような形のものが鍾乳石。下からタケノコのように成長していくのが石筍。で、両者が長い年月の後につながり柱になると…名前忘れた(笑) ま、これ以外にも百枚皿のような形になったり、壁に滝のような形を作ったりと、いろんな形になるのだ。
先ほど石灰質の地層といったが、その石灰質の地層が地表にむき出しになっているのがこの秋吉台だ。地下には秋芳洞がある。
秋吉台の景色は特殊としか言いようがない。まるで日本じゃないような、この世のものではないような景色だ。草原に無数に白く見える石灰石。墓標のようにも見える。この景色がはるか山の向こうまで続いているのだ。これは言葉や写真ではどうにも伝えることができない。ぜひ、生で見て欲しい景色だ。地球の不思議をあらためて感じることができ、なんだかわからないがとてもすがすがしい気分になった。
さてお次は勉強の時間。秋吉台資料館の入場料はなんと無料。珍しい…。なんだかとっても「昭和〜」って感じの、CGとかが一切ない手書きの資料ばかりだ。まぁ基本的にさっき書いたうんちくのようなことが書いてあるのだが、いかんせん、学者先生が作ったままの資料で、あまり他人にわからせようとする資料じゃないので、ちょっとわかりにくいぞ。展示物も量が多いので、見るのにえらい時間がかかった。
熱心に見る客が少ないのか、ここの研究員が話しかけてきた。もっとくわしく知りたいならビデオを見せてくれると言うのだ。ここは資料館でもあるが、現在も研究が続けられているのだ。好意はありがたいのだが、バスの時間が迫っていたので丁重にお断りした。
バカみたいに秋吉台をぐるぐるまわったせいもあって、時間がない。
急いで荷物を預けた店に行き、そばを注文し平らげる。7分で終了。バス停に向かうとちょうど美祢(みね)行きのバスが来た。なかなかグッドなタイミングだ☆
美祢駅は美祢線の真ん中あたりにある駅で、秋吉台から距離的には小郡よりも近い。ただ、ちょっとバスの本数が少な目なので、ちゃんと時刻表を調べておこう。小郡とを結ぶバスは1時間に1本あるので安心だ。
次なる目的地は美祢駅から美祢線を北上したところにある長門湯本温泉だ。1日1温泉が旅の基本なのだ♪ 駅を降りるなりバスが来たりしたが、さくっとパス。駅から歩いて10分ぐらいなのでバスに乗るまでもない。実際、バスに乗った老夫婦にあとから追いついてしまった。で、目指すは公共温泉。ここ二日のとちがってえらい雰囲気のある温泉場に到着。市営の温泉、恩湯だ。ま、普通の人ならここにはいるのだが、普通と同じじゃつまらない人は、この建物の脇の道を奥へ行ったところにある礼湯がいいんじゃないか、ということで礼湯を選択した。なお、奥に入ったところにある階段を上がってしまうと神社に着いてしまうので、坂の方へ行くように。
礼湯の料金はなんと140円! 先頭の半分以下だ。思わず「うわっ、安っ!」と叫んでしまい、ばあちゃんに笑われた(^^;
公共の湯で、しかもちょっとマイナーと言うことで地元の人しかいないようだ。風呂もそんなに広くない。設備も古いが、そこはそれも雰囲気ということで味わうぐらいの余裕が欲しいところだ。でもちゃんとコインロッカーがあるあたり、観光客をちゃんと意識しているのかもしれない。公衆浴場で140円だと、コインロッカーがないところが多いんだよね。ま、地元の人しかいないから、取られることはないんだろうけど、こっちは旅の途中で金がなくなったら困るから、やっぱりコインロッカーが欲しいところだ。
はしごしたい人はこのあと恩湯に行くのもいいかもしれない。が、基本的にはしごが好きじゃないので、向かいにある休憩所で一休みする。この休憩所、全部ひのきでできていて、木のよい香りがする。これも市営のようだ。もちろん無料。こういうサービスが嬉しいねぇ。って、これが別に観光客向けって訳じゃなさそうで、地元の人たちもたくさん利用しているようだ。
休憩しながら列車の時間を確認すると、これまたちょうどいいのがもうすぐ来る。なんか今日はついてるな☆
次に向かうのは山陰本線の人丸というところ。会社の先輩の実家のある駅と言うだけで、別に目的はないのだが、時間があるのでちょっと行ってみることにした。人丸駅は美祢線の終点、長門市駅から3駅のところにある。人丸駅に着いたらすぐに逆方向の列車で帰ろうと思っていたのだが、ちょうど人丸駅で入れ違ってしまい、結局1時間待つことになった。ま、1時間ぐらい待ち慣れているので何の問題もない。
まちをちょっと散策するがなにもない。先輩からきいていたとおり、駅の近くに真新しいローソンがあった。駅弁も売っていないので、ローソンのカルビ弁を晩飯にする。
こういうローカルな駅はやっぱ味わいがある。日が沈もうという時間帯に、なかなかいい絵がとれた☆ って、写真を撮った列車に乗るんじゃんか!つーわけで、あわてて乗り込み、再び長門市へ。
最初、ここからずーっと山陰本線を上って、江津から三次を目指そうと思ったのだが、時刻表を見てびっくり! めちゃめちゃ遠いじゃんか!
つーわけで、予定変更し、美祢線を今度は厚狭(あさ)に向かい、山陽本線を上ることにした。時刻的には広島がちょうどいいのだが、広島の宿はちょっと高いので、手前の徳山にすることに決めた。野宿は昨日でやめ。まだ野宿には早すぎる。
と、山陰本線に乗り換えたところで、明日の目的地を決めるため、るるぶをめくっていると、隣に座っているばあちゃんが話しかけてきた。おばちゃんとばあちゃんの二人組だ。ばあちゃんは旅行好きで、いつも分厚い時刻表をもちあるく「てつ」ばあちゃんらしい。私も「これですね?」といって分厚い時刻表を取り出してみせると大喜び☆ 鉄道話に花が咲く(笑) いやー、このばあちゃんかなり詳しいわ(^^; だいたい時刻表はでっかいのに限るだとか、やっぱJTBのほうが見やすいとか、通な会話が飛び出してくる。おばちゃんはいつもばあちゃんに引きずり回されているだけで詳しくないらしく、すっかり会話から取り残されていた(^^;
小郡駅で乗り換え、今度は一緒にボックス席へ。二人は3つ目の駅で降りたが、なかなか貴重な出会いであった。まさか、あんなばあちゃんが「てつ」だとは…。でも趣味を持っている人は年齢に関係なく生き生きしてるなぁ。やっぱ仕事ばかりじゃなく趣味も大切だ♪「てつ」ばあちゃんばんざい!
徳山につき、宿を取るとなんと税込み4kだという。安いなぁ。やっぱ広島まで行かなくてよかった☆ 徳山は相場が安いらしく、α−1(アルファーワン:全国チェーンの標準的なビジネスホテル)も4.3kであった。ちなみにサンルートはちょっと高めの全国チェーンビジネスホテルだ。覚えておくと、どこに行ってもはずれをひかずにすむぞ。あと東急インなんかも結構ある。ステーションホテルは全国にたくさんあるが、チェーン店ではないので注意。ステーションホテルはぴんきりだ。
野宿をするといつも思うのだが、屋根があって雨と風がしのげて、動物にも人にも襲われない安全な空間ってのはとっても大切なものだ。生活の基本に衣食住というのがあるが、住は食と同じぐらい重要だというのはまったく本当だ。しかし、あるのが当たり前のように思っている人も多いことと思う。野宿してみろ、とはいわないので、この機にちょっと家について考えてみるのはいかがなものか。
というわけで、屋根も壁も電気もある(しかも安い)ホテルで快適な一泊を過ごす。明日はいよいよ最終日。夜行列車に乗り遅れないようにしないとね♪
4/10(月) 徳山〜広島〜三次〜新見〜岡山〜横浜
朝起きると雨だった。…おかしいな(笑)
今日の目的地をどうにも決めかねていたところに雨と来てしまったので、今日はとことん乗り鉄してやろうと決心した。この前折り畳み傘をどこかに忘れてきてしまって、持っていなかったのが決定打となった(笑)
ローカル線だと食糧不足が懸念されるため、徳山であなご飯と飲み物を買っておく。
ローカル線を乗りまくるということで、まずは徳山と岩国を結ぶ岩徳線にアタック。時間的に通学時間と重なるので本当は避けたかったのだが、そうすると時間的にキビシイので仕方ない。徳山を出たところでは時間的に少し早いせいもあってすいていたのだが、やはり途中から学生の群が大挙して押し寄せてきた。車輌の中がまるで鶏小屋のような騒がしさだ。なんで女子学生はこんなにうるさいかなぁ…。なーんか教室にいるみたいだ(^^;
結局学生達は岩国の手前3つ目ぐらいの駅まで乗っていて騒がしかった。当然降りると学生が誰もいなくなるので、列車のディーゼルエンジンの音がやけに大きく聞こえる。ま、みんなちゃんと学校に行ってるんだからいいことだよな。うん。
さて、岩国から広島までは山陽本線に乗るしかない。快速岡山行きが来たので乗る。快速の割にはすいていると思ったら、広島までは各駅停車らしい。時間的には通勤時間のはずだが、やはりマイカー通勤が主体のこのあたりでは通勤客はほとんどいないようだ。どちらかというと、買い物に出かけるおばちゃん達と学生で混んでいるといった感じだ。
途中、さすがに混んできたので広島のひとつ手前横川で下車してしまう。ここからローカル線の阿部線にのろうと思ったのだ。が、一緒に学生連中が阿部線のホームへと一団となって歩いて行くではないか! どうやら阿部線沿いには学校があるらしく、通学ラッシュ時間帯に当たってしまったようだ。さっさと阿部線をあきらめ、朝立てた計画通り広島から芸備線に乗ることに思い直した。入線してきた阿部線は4両編成であまりローカルっぽくなかったのも理由のひとつだ。
さて、一本遅らせてしまったものの、さすがに山陽本線はすぐに列車がやってきた。広島に着くとすぐに芸備線への接続ができたのだが、広島でぷよまんを購入するべく改札を出る。
ところが、肝心のぷよまん本舗が見あたらない。気のせいか駅ビルの作りが変わっているような気がするし…。結局ぷよまん本舗がみつからなかったので、あきらめて夫婦あなご飯だけを買い込んで芸備線に乗りに行く。おっかしいなぁ、コンパイルが不渡り出したときにつぶれちゃったんだっっけ?
気を取り直して時刻表を見ると…、あ、今列車が行っちゃったところじゃん(^^;
というわけで、三次行きは1048までない(T_T) が、その時間まで広島駅で待つのも芸がないので、1016の下深川行に乗り込み、とりあえず進んでおくことにした。同じ待つなら、ローカルな駅のほうがおもしろいってものだ。
ま、結局は1048広島発の三次行を下深川で待って三次へ到着。10分ほどの待ち合わせで備後庄原行に乗る。備後庄原でまた10分ほど待ち、急行ちどりがこの備後庄原から普通列車に変わるのでそれに乗り込み備後落合へ向かう。急行列車に乗れちゃったのはなかなかラッキーだったな☆
とまあ、こうして乗り継いできたわけだが、なぜかずっと同じ行程で列車を乗り継いでいる人がいる。大学生ぐらいだろうか。どうやら鉄に違いないようだ。だって、JTBの分厚い時刻表を持ってるし(^^; ま、こんな田舎を普通列車で遠くまで乗り継ぐのは貧乏学生か鉄ぐらいなものだからな…。って、俺もそのひとりか(^^;
備後落合では1時間以上の待ち時間。接続が悪いが、こうして待つのも旅の楽しみということで、この時間を使って遅い昼ご飯にする。
徳山で買ったあなご飯はさっき列車の中で食べた。で、今度は広島の夫婦あなご飯を食べて両者を食べ較べてみたいと思う。
まず徳山のあなご飯の解説から。焼いたあなごを小さく切ってすこし味のついているご飯のうえに並べてある。ついているたれは粘性たっぷりの濃いめの味のものだ。あなごは焦げ目がつくぐらい焼いてあって香ばしくてなかなかうまい。
広島の夫婦あなご飯は、2枚のながい蒸しあなごが、やはり薄味のご飯の上に並んでいる。たれは粘性の少ない出汁の味が強めのものだ。あなごはとても柔らかくて、出汁とごはんとのマッチングもなかなかのもの。
というわけで、個人的には広島の夫婦あなご飯の方がうまいと思った。ちなみに夫婦あなご飯には、あなごの骨の唐揚げがついていて、なんかちょっと嬉しいのだ♪
そうそう、備後落合には雑記帳がおいてあって、今6冊目だった。管理者があまり頻繁には訪れていないようだが、ノートの利用状況はかなりよい。めちゃくちゃな落書きはほとんどない。場所が場所だけに鉄ぐらいしか来ないからかなぁ? 時間つぶしにすこし書き込んでみる。
旅日記を書いているとそろそろ列車が来る時間だ。うむ、なかなか有意義な時間だった☆ 次は新見行に乗る。
新見では岡山行きの列車への接続があった。接続時間は2分足らずだったので、写真を撮っているうちに列車が出ていってしまう。次の列車は1時間後(^^; ま、急ぐ旅ではないので特に気にせず新見駅の周りを少し歩いたり、列車を撮ったりして時間を過ごす。
それでも岡山に着いたのは1900。まだ3時間ほどある。岡山にいれば寝台特急に乗り遅れる心配もないので安心して時間をつぶす。時間があるので大きいバッグをコインロッカーにしまう。身軽になったところで新幹線ホームへの入場券を買い、西日本の新幹線を撮影に行く☆ 一番の標的は3/11から運行している700系Rail Star♪ ちょうど上りと下りの両方にRail Starが入線してくるところだったので、ホームを移動することなく、満足な撮影が行えた。あと、誤算だったが0系の新幹線と出会うことができた♪ そっかぁ、西日本ではまだまだ現役の「こだま」として活躍中なんだなぁ。1時間ほど撮影して新幹線ホームを後にする。
あとは、おみやげを買い、マックで夕飯を食う。やることもなくなったので駅の待合室でGBのカードヒーローをして時間をつぶすとあっという間に列車の時間だ。
これで明日の朝には横浜に到着する。サンライズのノビノビ座席は寝台料金がいらないので1万円ちょっとで横浜まで行けて便利でお得♪ 西日本から戻るときの足として、すっかり定着したサンライズ。またこいつと一緒に旅を締めくくる。そして今度会うときはそれが西日本への旅立ちの時だ♪