2006年9月1〜10日   表紙へ ←前へ →次へ

 


2006.09.10(Sun)

■ダイナミックレンジ■

 クーラーの排水を大量にしたたらせながら制動中の115系 M2編成。
 筆者が銀塩をやっていたのがはるか昔のことなのでフィルムのことはよくわからないのだが、デジカメってのはダイナミックレンジが狭いと言われている。αSDと比べると5Dのダイナミックレンジは1EV以上広いと感じているが、それでも全然足りておらず、しょっちゅう悔しい思いをしている。
 このような逆光気味のショットでは背景を飛ばさないようにすると列車が真っ黒になってしまうのだが、1EVほどアンダーに撮影しておいてSilkypixを使って増感し、さらにハイライト側を拡張してあげると、だいぶ見た目に近い感じになる。RAWからやった方がいいのだが、JPEGからやってみた。

裏高尾にて
5D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM
400mm 1/320sec F8.0 ISO 200
JPEG>+1EV,ハイライト補正,トリミング,リサイズ,アンシャープマスク

■ぎゃあぁ〜!■

 今日のメインの183・189系あさま色のN101編成。…なのだが、ご覧の通り架線柱の影がばっちり入ってしまった(T_T) 後ろのお山はいいのだが、住宅の屋根がちとうるさいので、このポイントではもうちょっとローアングルから撮るべきなのだろうか?

裏高尾にて
5D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM
100mm 1/800sec F5.6 ISO 200
RAW(SP3,+1/3EV,ハイライト補正,トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)

■逆光は勝利■

 夕日を浴びて上る189系M50編成、ホリデー快速河口湖号。画面に直接太陽が入ったわけではないのだが、派手なゴーストが…(^^; まぁ、このレンズの味ではあるのだが、強烈な部分だけはカットさせて頂いた。
 Silkypixはいじれる項目がたくさんあって自由度は高いのだが、高度すぎてなかなか思うような色にならないこともある。
 夕景も思うようにパラメータが決まらなかったので、お手軽なベルビアビジョンでキメてみた。もうちょっと赤かった印象があるのだが、あまり印象に近づけすぎるとウソっぽくなる(^^;

裏高尾にて
5D + EF100-400 F4.5-5.6L IS USM
170mm 1/320sec F7.1 ISO 200
JPEG>トリミング>ベルビアビジョン>リサイズ>アンシャープマスク

2006.09.08(Fri)

■八王子駅入れ換え車■

 八王子駅で入れ替えを担当しているDE10が青色の1667号機に交代していた。八王子駅に来る機関車はある程度決まっていて、それがローテーションしている模様。

八王子駅にて
αSweetD + AF DT 18-70 F3.5-5.6(D)
70mm 1/160sec F8.0 ISO 200
JPEG>ハイライト補正>リサイズ>アンシャープマスク

2006.09.07(Thu)

■サプライズ■

 八王子駅から豊田の車庫へ向かうと思われる、189系 M50編成の回送。この時間、いつもなら115系のむさしの号が回送していくはずなのだが…。むさしの号のM40編成の調子が悪かったか何かで代走したのだろうか?
 慌てて撮ったのでえらい傾いていたのを補正(^^;

八王子駅にて
αSweetD + SIGMA APO70-300 F4-5.6 DG MACRO
180mm 1/800sec F8.0 ISO 400
JPEG>傾き補正>リサイズ>アンシャープマスク

■東葉高速鉄道2000系■

 例によって雑誌はチェックしていなかったのだが、帰宅途中に出くわした東葉高速鉄道2000系の甲種回送。
 この車両、足回りの作りがひどく華奢に見えるのだが、それは色がライトグレーだからそう見えるだけなのか…?

八王子駅にて
αSweetD + SIGMA APO70-300 F4-5.6 DG MACRO
90mm 1/15sec F5.6 ISO 800
JPEG>リサイズ>アンシャープマスク

■手持ちで夜景■

 業務を終え、車庫へと移動するEF65 1005号機。
 これを書いているのは10月に入ってしまっているのだが、Silkypixの3.0が正式にリリースされた。3.0からはJPEGもRAWの様に扱うことが出来、露出補正やホワイトバランスなどがいじれる。これはJPEGに+1EVの補正をかけた物。他のソフトでも露出に関してはレベル補正をすれば同じ事ができるわけだが、ホワイトバランスが容易に変えられるのは便利。JPEGでしか撮影しない人も安心だ。ま、筆者はRAWでも撮っているのであまりメリットはないけど(^^;
 しかし、180mmで1/10secで撮れるのはすごいなぁ、手ぶれ補正。

八王子駅にて
αSweetD + SIGMA APO70-300 F4-5.6 DG MACRO
180mm 1/10sec F5.6 ISO 800
JPEG>+1EV補正>リサイズ>アンシャープマスク

2006.09.03(Sun)

■夜の餘部橋りょう■

 いろいろ回ったあげく、結局餘部橋りょうの下にあるパーキングで車中泊。トイレも完備。
 夜中に目が覚めるとものすごい星空が広がっていた。昴(すばる)がこれほどはっきり見えるとは! 昇りかけのオリオン座の股下にあるオリオン大星雲もよく見える。いくつか撮った中で、魚眼で撮ったものをひとつ。魚眼で撮って、さらに縮小しても星が見えるほど、きれいな星空だった。
 しかし、三脚を持ってこなかったことをこれほど後悔したことはない(T_T) 三脚たててきちんと構図決めて、バルブ撮影で長時間露光したかったなぁ。

餘部駅付近にて
5D + SIMGA 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE
15mm 30sec F5.6 ISO 800
RAW(Silkypi3.0beta +1.5EV,リサイズ,アンシャープマスク)

■レア車両■

 鳥取から京都へ戻るため、気動車の特急である特急はくとを待っているとき、反対側のホームに見慣れないキハが入線してきた。特急が来るまであまり時間がなかったのだが、急いでホームを移動して撮影。そこまでして撮る必要があったのは、こいつが2両しか存在しないキハ33だったからだ! 以前に境線の鬼太郎ペイント車の1001号機を撮影したが、こいつは1002号機。これでキハ33コンプリート!
 なお、この天橋立〜鳥取の詳細については後日作成予定の旅日記を参照と言うことで(^^;

鳥取駅にて
5D + EF28-135 F3.5-5.6 IS USM
135mm 1/400sec F8.0 ISO 200
RAW(Silkypi3.0beta +0.26EV,トリミング,リサイズ,アンシャープマスク)

2006.09.02(Sat)

■餘部橋りょう■

 山陰線で最も有名な撮影地のひとつ、餘部(あまるべ)橋りょうを行くキハ181系はまかぜ。電柱がないってのはすばらしいなぁ♪
 来年から掛け替えが始まってしまうので、この姿を見られるのもあとわずか。今週末は比較的空いているとのこと(近所のお好み屋さんのおばあちゃん談)だったが、それでもポイントでは20人以上の見学客でごった返していた。本気撮影の人よりも、一般人が断然多く、この橋の認知度が高いことがわかる。

餘部駅付近にて
5D + EF28-135 F3.5-5.6 IS USM
56mm 1/640sec F8.0 ISO 200
RAW(Silkypi3.0beta +1/3EV,トーンカープ修正,リサイズ,アンシャープマスク)

2006.09.01(Fri)

■日本三景制覇!■

 京都に出張したので、週末を利用して天橋立〜鳥取方面を見て回ることに。京都から特急はしだてに乗って、やってきました天橋立(あまのはしだて)。これで日本三景を全て制覇できた。日本三景が他の景勝地と比べてずば抜けているとは思わないのだが、制覇できたのはよかった。天橋立は歩いて向こう岸まで行ける。片道歩いて、帰りは船で、というのが筆者的おすすめ。ちなみに駅からすぐのビューランドという所から写真のように俯瞰できる。風景写真なので思いっきりそれっぽく仕上げてみた。

天橋立にて
5D + EF28-135 F3.5-5.6 IS USM
95mm 1/400sec F11 ISO 200
RAW(Silkypi3.0beta +1/3EV,リサイズ,アンシャープマスク)