2008.11.02　立体写真（ステレオグラム）の目覚め　～因美線～

2008.11.02　立体写真（ステレオグラム）の目覚め　～因美線～

　突然だが立体写真に興味が湧いた。実は筆者的なブームが過去に何度か訪れているのだが、今回のは過去最大のビッグウェーブな予感。
　先月、富士フイルムから3Dデジカメが発表され、これが来年にも出るという。が、それまで待っていられず、この3D衝動を満たすべく、1台のカメラで立体写真の撮影を試みた。

　ただテストするのもつまらないので、紅葉を求めてお気に入りの国英駅周辺へ出かけてみた。まだ紅葉には早かったが、名産の西条柿やススキが秋らしさを演出してくれた。立体写真のテストの割には、なかなかいいショットが撮れてホクホクだった♪

　帰りは早めに撤収を始めたので、思わず国英から湖山までトレンクルで走破してしまった（笑）　この季節、涼しいので走るには最適！

全区間データ

日時	2008/11/02 9:24～2008/11/02 16:42
移動時間	07:18:51	実移動時間	07:18:51^※1
移動距離	53.10km	平均速度	7.26km/h (7.26km/h^※2)
最高高度	141m (145m)^※3	最低高度	32m (30m)^※3
トラックログ総数	5224 ( GoogleMap中のポイント数：600 )

※1 ... 5分以上トラックログが途切れていて、その間の移動速度が1km/hを切っている時間を除いた時間
※2 ... 移動距離を※1で示す実移動時間で割った時間
※3 ... 移動平均処理後の最高・最低をあらわしています。()内は実トラックログ内の最高・最低高度

地図	_{全画面表示} _\| _{Google Earthで表示}_※4

※4 ... Google Earthはhttp://earth.google.com/からダウンロードできます。

時刻－高度

時刻－距離

時刻－速度

写真


撮影日時	2008:11:02 09:33:15
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5	露出時間	1/400.00
撮影場所	E134°11′9.48″, N35°30′49.14″, 35m 鳥取県鳥取市湖山町東一丁目
コメント	人間は少し離れた2つの目で画像を得、この視差を利用して立体を認識している。この原理を写真に応用すれば立体写真が得られる。つまり撮影位置を左右にずらして2枚の画像を撮り、得られた左右の画像を左右の目でそれぞれ見ることで立体に見えるというものだ。　早速停車中のキハ126で挑戦。結果はこちら。平行法と交差法の両方を用意してみたので、見やすい方で試してみてほしい。なお、立体写真の見方はいろいろなホームページで紹介されているので、各自で会得するべし(^^; 　ちなみに、動いている列車を立体写真にするには2台のカメラを並べて同時にシャッターを切る必要があるため、今回は挑戦できない。

撮影日時	2008:11:02 10:04:42
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/4.5	露出時間	1/640.00
撮影場所	E134°15′10.86″, N35°24′55.20″, 91m 鳥取県八頭郡八頭町宮谷
コメント	うろうろしていたら踏切が鳴った。咄嗟に脇に生えていたコスモスと絡めて撮影。適当すぎですな(^^;

撮影日時	2008:11:02 10:09:51
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5	露出時間	1/1000.00
撮影場所	E134°15′31.56″, N35°25′10.74″, 104m 鳥取県八頭郡八頭町奥谷
コメント	若桜鉄道にはWT3001,3003,3004のさくら1,3,4号、そしてWT3301の宝くじ号の4両が在籍している。そう、WT3002、さくら2号が抜けているのだ。　その2号、実は郡家から東郡家の線路沿いに物置として置かれている。車窓を見ていて偶然見つけた物だ。今日はちょっとそれを確認に行って見た。　半分に切られた車体の切断部にドアが取り付けられ、プレハブ小屋として利用されていた。　ふむ、事故か何かで廃車になったものを個人が買い取って使っている模様。廃車になっても線路のすぐわきで余生を送れて、列車としてはよかったのだろう。

撮影日時	2008:11:02 11:43:12
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5	露出時間	1/500.00
撮影場所	E134°13′6.18″, N35°22′37.38″, 91m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	鳥取と言えば20世紀梨が有名なのだが、若桜鉄道や因美線沿線にはほとんど梨畑はない。予想外に多いのは柿畑。実はこのあたり、干し柿にするとおいしい西条柿という品種が特産なのだ。　紅葉には早かったが、ちょうど柿が収穫時期を迎えており、写真を撮るにはベストなタイミングだった！　お気に入りの国英駅周辺の、定番のハイアングルでスーパーはくとを狙った。　ちなみに、田んぼが緑色なのは、刈り取った稲から新しい芽が出ているためだ。

撮影日時	2008:11:02 12:26:02
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/640.00
撮影場所	E134°13′5.70″, N35°22′34.14″, 88m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	こちらも定番のカーブ。柿の木の間を抜けてくるHOT3500。

撮影日時	2008:11:02 12:38:14
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/500.00
撮影場所	E134°13′6.30″, N35°22′37.38″, 98m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	国英駅の双子杉（…杉じゃないかもしれん(^^;）をバックに、ススキを揺らして疾走するスーパーいなば。ススキは逆光の方が綺麗だ♪

撮影日時	2008:11:02 12:50:13
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/320.00
撮影場所	E134°13′5.76″, N35°22′34.20″, 91m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	柿畑の隣で列車待ちをしていたら、農家のおばちゃんが柿をくれた！　西条柿は干し柿用なのだが、熟れたものは甘いので食べられるとのこと。持つだけでぶにっとつぶれそうなほどの完熟の西条柿は本当に甘かった！　ちょっと熟れすぎかもしれなくて、もうどろどろになっててジャムみたいだった。ジュルッと吸うようにして頂きました☆ 　おばちゃん、ごちそうさまでした！

撮影日時	2008:11:02 13:08:46
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/1000.00
撮影場所	E134°13′5.76″, N35°22′34.14″, 91m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	定番のカーブだが、変化を求めて斜めにしてみた。と言っても、撮った後、パソコン上で傾けてトリミングしたのだが…。誰が撮っても同じ写真ではつまらないので、たまにはこういうのも必要なのかなぁと。ブーメランみたいでカッコイイ！？　こういう大胆な構図をその場で思いつけるようになるとすごいなぁ。

撮影日時	2008:11:02 13:08:48
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/800.00
撮影場所	E134°13′5.76″, N35°22′34.14″, 91m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	まぁ、アウトカーブを普通に撮ると、このようにゼロ角度で編成が入るように撮るわけだ。鉄道写真としてはこれが正解なのだが、どうも普通でおもしろみに欠ける。…奇抜な写真ばかりでも困るけどね(^^;

撮影日時	2008:11:02 13:26:47
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/60.00
撮影場所	E134°13′6.36″, N35°22′37.44″, 104m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	列車待ちの間、周りの草花や生き物を撮るのも筆者の密かな楽しみ。いつもの場所でも、季節によって撮れる物は様々に変わる。列車にばっかり気を取られていると見落としてしまうような物。そんな被写体を見つける心のゆとりを持ちたいなぁ。　列車を撮るにしても四季は大事。この国英駅付近はお気に入りなので、いろいろな季節に訪れるつもりだ。

撮影日時	2008:11:02 13:35:46
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/400.00
撮影場所	E134°13′6.36″, N35°22′37.38″, 103m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	今回はスーパーはくとばかり載せてる気がする。　実は、普通列車で失敗ばかり連発したのだ(^^; 　逆光ススキを狙っていたのだが、この時だけ雲が太陽を隠してしまった。が、その分列車に影ができずに、割と雰囲気良く撮れた。一時期はとにかく順光ばかり狙っていたが、やっぱり写真はいろいろな光の状況に応じて撮り方を変えることも大事な気がする今日この頃。　休日の6両編成だが、中間と最後部に貫通面の先頭車両が入っている珍しい編成。

撮影日時	2008:11:02 14:12:59
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/4.5	露出時間	1/400.00
撮影場所	E134°12′56.10″, N35°22′57.78″, 103m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	国英駅付近から撤収し、チャリで移動し、撮影もしつつ、鳥取を目指すことに。　先ほどのポイントから峠をひとつ越えただけだが、再び腰を据えて撮影開始。　まだ紅葉していないが、たぶん紅葉する種類の森なので、月末にはいい色に染まるんではないだろうか？　ちょっと試し撮り（笑）

撮影日時	2008:11:02 14:31:47
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/4.5	露出時間	1/250.00
撮影場所	E134°12′56.04″, N35°22′57.72″, 107m 鳥取県鳥取市河原町釜口
コメント	特急の後の普通列車も同じ構図で撮る予定だったのだが、太陽が雲に隠れてしまった。しかし、暗くなったことで手前の日陰にあるススキと、奧の線路とが同じ露出で撮ることができる。　踏切（めっちゃ遠くにあるのだが音が聞こえる）が鳴ったとき、太陽が出ていたらさっきの構図、太陽が雲に隠れたらススキの構図と決めて列車を待つ。見事に曇ってススキ構図。同じ構図にならずに済んだ。収まりがよいスクエアにトリミングしてみた。

撮影日時	2008:11:02 15:06:17
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/4.5	露出時間	1/640.00
撮影場所	E134°15′31.86″, N35°25′23.64″, 92m 鳥取県八頭郡八頭町奥谷
コメント	お気に入り＆大活躍のトレンクル。　ブレーキとサドルに加えて、グリップとペダルを交換した。あとはペットボトルホルダーを追加。ベルは方位磁石がついているものに換えたのだが、これが意外と撮影に便利！　チャリ鉄に目覚めて人生変わったかも、ホント。もう壊れてしまったけど、A-bike買わなかったら鳥取に来ることもなかったかもしれないなぁ。

撮影日時	2008:11:02 15:24:50
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/5.6	露出時間	1/400.00
撮影場所	E134°15′31.98″, N35°25′23.76″, 90m 鳥取県八頭郡八頭町奥谷
コメント	立体写真は左右2つの視点から撮影する必要があるため、動く物を撮るにはカメラが2台必要と書いた。が、どうしても1台で列車の走行写真を立体で撮りたい！というわがままな要求を何とかするべくチャレンジ。　遠くから横がちに撮った走行写真と、列車通過後の風景のみを視点をずらして撮影した2枚の画像を合成して立体写真をでっち上げる。　筆者はデジタル野郎なので、見た目おかしくなければトリミングだろうと合成だろうと何でも許容してしまう。それがデジタル写真のおもしろいところでもあると思っている。　結果はこちら。これも平行法と交差法を用意してみた。　同時にシャッターを切ったわけではないので、手前のススキが風に揺れてずれてしまっている。そのため、立体視したときにちらついて気持ち悪い(^^;　また、遠景の場合には視点のズレ量を大きくしなければならないのだが、それが足りずにいまいち列車付近が立体になっていない。　やはり、ちゃんとした立体写真を撮るには2台のカメラが必要っぽい。ただ、1台でもかなり遊べるのは確かだ。

撮影日時	2008:11:02 16:02:54
メーカ名/モデル名	PENTAX Corporation/PENTAX K20D
F値	f/3.5	露出時間	1/1000.00
撮影場所	E134°14′12.12″, N35°29′2.76″, 47m 鳥取県鳥取市吉成
コメント	一気にチャリを飛ばして鳥取へ向かう。郡家駅で1時間弱の列車待ちをするぐらいなら、チャリの方が速いはず！？　列車と競争しつつ鳥取へ向かったが、この上の撮影をしたために、その列車に追いつかれてしまった(^^; 　でもただでは転ばない。前から気になっていた袋川の鉄橋で若桜鉄道を迎撃。さくら3号と宝くじ号のペア。西側から撮ってみたが、曇っていたので東側から撮った方が鉄塔が写らなくてよかったかも。今度また挑戦しよう。　今回、郡家から湖山までチャリで移動してみたが、やっぱここは輪行区間だなぁ(^^;　せっかくのトレンクルだし、ムリしてチャリで移動することもない。鉄としては輪行することで鉄道にもお金を落としてあげないとイカンね！　ビバチャリ鉄！

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