2011年12月21〜31日   表紙へ ←前へ

 


2011.12.31(Sat)

■霜の朝■

 今朝も道の駅於福で起床。寒いと思ったらあたり一面霜で真っ白だった。
 まだ日は山から姿を見せていないが、出発する前に0658の列車を撮影することに。暗いのでプチ流し撮り。
 下りの始発列車は長門市の先にある、支線の仙崎まで行くようだ。キハ120の18号機。
 今日は大晦日。美祢線の撮影も今日が最後だ。

於福-渋木にて
K-5 + FA31mm F1.8AL Limited
31mm 1/80sec F4.0 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■峠越え■

 於福と渋木の間には分水嶺があり、この峠を線路も道路もトンネルで超えている。ここはトンネルを渋木側に抜けた場所で、橋の下を線路がくぐっている。山深い里山を俯瞰できる。
 こんな山の中なので、鹿はしょっちゅう線路に侵入しているんだろうな…。

渋木-於福にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
118mm 1/320sec F5.0 ISO 1600
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■目的達成■

 今日は太陽の周りに雲がなく、陰る心配はしなくて済んだ。
 午前中には何本か2両編成が設定されており、ここではぜひ2両編成を収めておきたかった。
 昨日撮れなかったこの写真を押さえられたので、今回の美祢線での目的は達成できた。

重安-美祢にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
180mm 1/500sec F7.1 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■乗り鉄■

 豪雨被害から奇跡の復活を果たした美祢線。しかし、廃線の危機は相変わらず続くわけで、やっぱり鉄としては乗って貢献するべきであろう。
 晴れたので本当は撮影したかったのだが、美祢線に乗るチャンスが次いつになるかわからなかったので、やっぱり乗って見ることにした。
 全線を制覇する時間はなかったので、第1,2,3厚狭川橋りょうのある湯ノ峠-厚保駅間を乗車することにした。重安駅から湯ノ峠駅まで車で移動し、ここから美祢駅までを列車で往復する。
 湯ノ峠駅には4台ほど停められる駐車場があり、ここに車を置いて乗り鉄開始。湯ノ峠駅に入線するキハ120の21号機。

湯ノ峠駅にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
36mm 1/400sec F8.0 ISO 250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■ディーゼルカーでGO■

 車内から厚狭川橋りょう群を堪能。これはトラスの第3橋りょう。どの鉄橋もそれほど長くはないが、単行列車が似合う鉄橋だ。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
24mm 1/100sec F8.0 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■美祢駅■

 前述したが、美祢線ではほとんどの駅で列車の交換が可能で、それらの駅では交換がない場合にも上りと下りで別のホームに列車が入線する。
 しかし、この美祢駅では美祢線の名前の由来となっている中心駅であるのに列車の交換がなく、すべての列車が1番線を発着する。島式のホームに2,3番線があるのだが、そこへ渡るための通路は塞がれ、現在は利用できない。他の駅は跨線橋となっているが、美祢駅では線路を横断する必要があったため、安全性の問題で廃止されてしまったのかもしれない。

美祢駅にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
21mm 1/125sec F8.0 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■流失区間■

 列車から湯ノ峠-厚保駅間の線路沿いに集落があるのが見えた。美祢駅から上り列車に乗って湯ノ峠駅に戻ると、急いで車に乗って移動を開始する。地図でこの集落へ到達するための道を確認し、山道を分け入る。
 この集落にある踏切の近くに、豪雨で崩れ、土のうで応急処置がされている箇所があった。小型軽量のキハ120が最徐行でおっかなびっくり通過していく。
 この区間がきちんと直らないことには貨物列車は通せないだろう。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
200mm 1/320sec F7.1 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■採石場バック■

 今日は美祢線最終日ということで、ロケハンは一通り終わっているために、ダイヤと光線の方向を考えてスケジュールを考えてある。
 ここも目をつけていたポイントで、採石場をバックに鉄橋があるという、鉄橋マニア、工場萌え属性にはたまらないポイント(笑) バリ順と予想していたのだが、残念ながら鉄橋には日が当たらず…。夏なら大丈夫そうだが。
 このアングルだと短いキハ120がちょうど収まる。

南大嶺-四郎ヶ原にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
98mm 1/400sec F7.1 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 覆い焼き,リサイズ,アンシャープマスク)

■時刻表スルー鉄橋■

 この鉄橋は今回の美祢線撮影中に最も多く撮影を試みた鉄橋だ。しかし、光線の具合や時間の都合で、いまだにちゃんとした写真が撮れていなかった。特に昨日は、待ち構えていたのに、時刻表を確認しているほんのわずかな瞬間に列車が通過してしまうという事件が発生。この事件、筆者はすでに何回もやらかしており、時刻表スルーという名前さえつけている(^^;
 景色的には普通なので、手持ちで十分と甘く見えていたことが敗因だ。今日は万全を期し、三脚をしっかり立てて、しっかりかっちりゲット。キハ120の21号機。

厚保-四郎ヶ原にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
98mm 1/400sec F7.1 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 覆い焼き,リサイズ,アンシャープマスク)

■ファイナルショット■

 美祢線を後にし、正月に運転されるSL津和野稲成号を撮影するために山口線へ移動する。
 最後に明日の撮影のアングル確認のために長門峡の鉄橋に寄る。土手の草むしりをして明日に備えつつ、今年最後のショットとしてキハ187、スーパーおきを撮影。すでに日が沈んでいるため、絞りを開けて感度を上げてプチ流し撮り。予想以上にいい雰囲気で撮れた。
 いろいろな事があった2011年を撮り納めた。

長門峡-渡川にて
K-5 + FA31mm F1.8AL Limited
31mm 1/200sec F2.5 ISO 2000
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.30(Fri)

■乗り鉄断念■

 車で回って撮影しているだけでは鉄道に貢献しないので、鉄たる者、鉄道に乗らないとイカン! というわけで、ロケハンも兼ねて美祢線に乗って見ることにした。始発で厚狭まで行って、折り返す頃には明るくなっているのでロケハンしようという算段だ。
 道の駅に車を止めたまま、駅で列車を待つ。…が、来ない。15分ほどしてアナウンスが入る。鹿と衝突して、さらに鹿を巻き込んじゃったので遅れます、とのこと。復旧の見通しは不明ということで、寒い中待った心が折れる音が聞こえた(^^;
 乗り鉄は明日にしよう…。
 ちなみにこの後、15分ぐらいして列車がやってくるのを車から目撃。

於福駅にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
21mm 1/10sec F5.6 ISO 3200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 +2EV,リサイズ,アンシャープマスク)

■雨■

 とりあえず長門市までロケハンしようということで北上する。長門市付近はお盆に来たときに回ったので、今回の最北端はこの鉄橋。
 日本海に近づくと雨が降ってきた。うーん、乗り鉄日和だったかもしれない…。上り列車が遅れたので、下り列車が時間通りに来るかわからなかったが、雨の中手持ちで待つ。雨だとレンズ交換がやりにくいので、防滴仕様の便利ズームがありがたい。
 幸い、ちょっと待っただけで下り列車が通過。ほぼ遅れなしで運転しているようだ。美祢線はほとんどの駅で列車交換が可能なので、ダイヤ回復は楽そうだ。
 本来逆光のポジションだが、雨だと方角を気にしなくていいのは助かる。

板持-長門市にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
48mm 1/320sec F5.6 ISO 1250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■2両編成■

 今度は北から順番にロケハンしつつ南下する。湯本温泉の温泉宿をバックにキハ120の2両編成。18号機と22号機。両運転台の車両が連結しているのはなんか燃える。
 美祢線は基本的に国道316号線に沿っており、道路から大きく外れるのは山中を行く美祢-湯ノ峠だけだ。この写真でも右奥にガードレールが入っている。山口県出身の人からよく「ガードレールは黄色いものだと思っていた」と聞くが、確かにこちらのガードレールは黄色い。

長門湯本-渋木にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
68mm 1/320sec F5.6 ISO 1250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■鉄橋マニア■

 鉄橋マニアだと自覚してから、主な鉄橋は全部撮影するように心がけている。この鉄橋は手前の電柱がひどく邪魔だったのだが、珍しい鉄橋だったので、敢えて電柱を入れて撮影した。鉄橋の下に道路の橋と川があり、橋桁は川の中に立っている。撮影場所は神社の階段の途中で、少し高くなっている。
 タイミングよく日が差し、ステンレスボディがギラリと輝いた。輝いているのはトイレ改造されて塞がれた窓。キハ120の10号機。

於福-渋木にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/640sec F5.6 ISO 640
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■計算と偶然■

 重安駅の隣に大きなセメント工場があり、ここの作例をネットで見かけて、今回ぜひ撮りたいと思っていた。実際に来てみると、作例にあった大きな建物はほとんどなくなっていて、たったひとつしか残っていなかった。美祢線の貨物が廃止されてから、取り壊されてしまったのだろう。
 しかも天気はドン曇り。さすがにちょっとがっかり。
 それでも三脚を立てて列車を待っていたら、なんと虹が現れた! 列車が来るまで消えないでくれと願いながら待つたった数分は、とてつもなく長かった。
 鉄道写真は構図が計算しやすいジャンルだが、こういう偶然にであることも大事。ま、筆者の場合、構図もあまり計算できてないけど(^^;
 虹が目立つように彩度を上げてみた。

重安-美祢にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
60mm 1/500sec F5.6 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 彩度,リサイズ,アンシャープマスク)

■引き込み線■

 去年の水害以降、美祢にある宇部興産のセメント工場と、岡見にある三隅発電所の間を結ぶ貨物列車が運休している。これはその貨物列車用の美祢とセメント工場とを結ぶ引き込み線。
 遮断機が普通の踏切と違って工場っぽい感じがする。美祢線は復旧したが、まだこの貨物列車は再開されていない。

美祢駅付近にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/500sec F7.1 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■厚狭川第1橋りょう■

 一度美祢線を離れて南下し、山中を抜けてきた線路と湯ノ峠駅の手前で再び合流。ここに厚狭川第1橋りょうがある。美祢線で一番長い橋かな?
 日が出てきて面がおもいっきり反射してしまった。

厚保-湯ノ峠にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
108mm 1/400sec F6.3 ISO 500
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■厚狭川第3橋りょう■

 日が出てきたので、昨日撮れなかった厚狭川第3橋りょうへ。沢下りも川伝いの移動も、2回目ともなるとそれほど難しくない。今日は三脚を持ってきたので、ちょっと機動力が落ちていたが。っていうか、こういう時のためにカーボン製三脚も車に積んであるのに、なぜ今回ハスキーを持ってきたんだろ?
 無事に到着したものの太陽が陰ってしまい、無駄足になったかと落胆したが、列車が来る直前に日が差し込んだ。撮影が難しいトラス橋だが、ちゃんと骨組みの間に面を収めることにも成功し、ノルマ達成。
 この新しくなった鉄橋の写真はまだ少ないんじゃなかろうか。キハ120しか走ってないから、撮影している人に全く会わないし(^^;

厚保-湯ノ峠にて
K-5 + DA 21mm F3.2AL Limited
21mm 1/640sec F5.0 ISO 640
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■厚狭川第2橋りょう■

 最後に第2橋りょうを、今日は下からのアングルで。鉄橋マニアとしてはこの第2、第3橋りょうはいいポイント。ちょっと来るのが大変なのと、冬だと日が当たらないのが問題だが。夏だと日が当たるんだろうか? でも夏だと草が茂ってここへ到達できない?
 日陰だと思っていたら、なんか列車だけ妙にテカってしまった…。
 今日はこれで日没コールド。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA 21mm F3.2AL Limited
21mm 1/640sec F4.5 ISO 1250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.29(Thu)

■美祢線へ■

 昨日、仕事を納めた後に家を出発。年末年始の旅に出る。目的地は美祢線と山口線だ。前回山口線を訪れた時には美祢線はまだ復旧していなかったのだが、10月開催の国体にあわせて9/26に運転が再開された。昨日は三次の手前のサービスエリアで車中泊し、午前中には美祢線に入った。
 というわけで、美祢西ICで降りてすぐの厚保駅を俯瞰できるポイントへ。着くとすぐに列車がやってきた。キハ120の2両編成だ。ここ美祢線にはキハ120しかいないので、筆者以外の鉄ちゃんにあうことはないだろうなぁ。

厚保-湯ノ峠にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
98mm 1/400sec F7.1 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■初っ端から突撃■

 着いたばかりだというのにいきなり山の中の細い道に突撃。未舗装道路を分け入った末に、徒歩で沢伝いに下って鉄橋を発見。鉄橋マニアの意地ですな。着くなり列車がやってきて慌てて撮影。なのでブレてる(^^;
 この鉄橋は第2厚狭川橋りょうだった。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/250sec F7.1 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■大失態■

 徒歩で沢に分け入る時、ちょっと偵察して行けそうなら装備を取りに戻ってから進軍するつもりだったのだが、偵察しているうちに深入りしすぎて戻りたくない距離まで進んでしまった。結局そのまま突破してしまい、装備はカメラと便利ズームのみ。なにが不足かって時刻表!これをもってないなんて鉄としてありえないでしょ!?
 おかげでいつ来るかわからない列車を待つという、非常につらい事態になってしまった。でも、戻るのが大変なので待つ(^^;
 鉄橋からすぐにトンネルに入るのだが、そのトンネルの入口の上に登ることができる。
 キハ120の10号機。こんな若い番号がいるとは思わなかった。トップナンバー及び1次車は木次線に配備されているが、美祢線はその次に配備されたということか。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/640sec F5.6 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■第3厚狭川橋りょう■

 第2橋りょうのトンネルの向こう側にトラス橋が見えた。が、いくら短いとは言ってもトンネルを突破するわけには行かないので、山越えを試みる。…30分ほど進んで断念。この時点で汗だく。だが、めげずに今度は川伝いにチャレンジ。一部川沿いに進めなくて山に入ったりもしたが、なんとか鉄橋に到達できた。こちらは第3厚狭川橋りょう。去年の水害で流された鉄橋が、トラス橋として再建されたと聞いていたので、これがその鉄橋だろう。土台も真新しいし、塗装日も今年の6月だった。以前の橋脚の基礎が川の中に残っていた。
 ここで列車をちょっと待ったのだが、何しろ時刻表が無いので、さすがに忍耐力が尽きた。ついでに体力も(^^; 明日、再度訪れることを誓って撤収。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/125sec F5.6 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■早くもラストショット■

 沢から上がってきて、まともな道から線路を見下ろす。美祢線は本数が少なく、この列車の次は17時台となって、山がちな美祢線では日没コールドとなってしまう。冬は15時台が撮影できる最後の列車だ。この写真だってかなり暗いのだ。

湯ノ峠-厚保にて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
200mm 1/400sec F5.6 ISO 800
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■大嶺支線跡■

 列車はもう撮れないが、道の駅に行って寝るにはまだ早い。地図を見てたら美祢ダムというのを見つけたので、暇つぶしに見に行く。
 と、途中で朽ちかけた鉄橋を発見。場所は南大嶺駅の北側だ。これはもしかして大嶺支線の遺構じゃないか。数年前に廃止されて、今はもう終点の大嶺駅を始め、線路も撤去されたとwikiに書いてあったが、この鉄橋だけまだ残っていた。

南大嶺-大嶺にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
18mm 1/30sec F5.6 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 大嶺支線は2kmちょっとと短いので、このあたりに終点の大嶺駅があるはず。ぐるぐると周囲を回ってみると、供用されていない新しい道路と、その先にある違和感のある広い更地。きっとここが駅だったのだろうと周囲で痕跡を探すと、郵便局の敷地の隅っこに、まったく目立たない小さな碑を見つけた。廃止からたった4年でこんなに変わってしまうものなのか。
 他にこの敷地内に、大嶺の石炭が海軍に使われていたというモニュメントが建っていた。石炭の需要がなくなり、この支線の意味も失われたのだろう。

大嶺駅跡にて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
28mm 1/50sec F5.6 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

■美祢ダム■

 美祢ダム。沢をせき止めただけのダムのようで、ダム湖にはほとんど手が加えられておらず、地図で見ると非常に入り組んだ形をしている。ダムの上を車で通ることができる。が、渡っても公園があるだけで、結局戻るハメになる(^^;
 美祢線の於福駅の国道を挟んだ反対側に、温泉施設併設の道の駅於福がある。温泉は年末年始も休みなく営業しているということで、美祢線撮影の絶好の前線基地だ。

美祢ダムにて
K-5 + DA18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR
18mm 1/25sec F5.6 ISO 200
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.26(Mon)

■市内は25cmらしい■

 かなり積もった。目測で18cmぐらい。
 特急が遅れているため、いつもの列車は2番線へ入線。

ベランダにて
K-5 + FA 43mm F1.9 Limited
43mm 1/400sec F5.0 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.25(Sun)

■ホワイトクリスマス■

 冬型が強まって、山陰地方は暴風雪。もうホワイトクリスマスなんてシャレたものではなく、本格的な積雪となった。電柱の片側に着雪していることから、風の強さがわかる。
 ダイヤが大幅に乱れており、いつもの列車は来そうもないので、列車なしの定点撮影。
 うー、寒!

ベランダにて
K-5 + FA 43mm F1.9 Limited
43mm 1/200sec F5.0 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)
 窓越しに鳥取色を含む編成が上って行くのが見えたので、いつものように折り返しをゲット。鳥取色が前だったら完璧だったのになぁ。撮影時間は0922だが、遅れている8時台の列車なので4両編成になっている。

ベランダにて
K-5 + FA 43mm F1.9 Limited
43mm 1/800sec F5.0 ISO 160
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.23(Fri)

■冬到来■

 初旬は暖かめだったが、中旬以降気温が下がってきて、ついに雪が降った。これが初積雪ってわけではないが、定点撮影で積雪が残ったのはこれが今シーズン初。いよいよ冬ですな。

ベランダにて
K-5 + FA 43mm F1.9 Limited
43mm 1/400sec F5.0 ISO 1250
JPEG(SilkypixDSP 5.0 色温度,リサイズ,アンシャープマスク)

2011.12.21(Wed)

■鳥取色ゲット!■

 昨日見かけた鳥取色編成。そんなに頻繁に組み換えをしているわけじゃないので、最低でも1週間ぐらいはセットで運用されるはずだ。因美線を担当することもあるのだが、昨日山陰線を走っていたので、恐らく山陰線だと思われる。
 というわけで、こたつの中からベランダ越しに通過する列車を見張る。そしてついに鳥取色編成が鳥取行きとして上って行くのを発見。ベランダから折り返していくところをゲットできた。ベストな撮影地で撮った完璧な写真ではないが、押さえとしては上々だろう。鳥取に越してきて4年目にしてようやく撮れたまともな鳥取色編成。ちょっと感動した(笑)

ベランダにて
K-5 + DA★60-250mmF4ED [IF] SDM
250mm 1/400sec F5.6 ISO 400
JPEG(SilkypixDSP 5.0 リサイズ,アンシャープマスク)